杉並区の歯医者さん、浜田山おとなこども歯科・矯正歯科です。 インビザライン矯正を完了した後の大切なステップは、保定装置を装着することです。これは、矯正で得られた理想的な歯並びを長期間保持するために不可欠です。この記事では、保定装置を使う理由、異なるタイプの保定装置、および使用時の注意点について紹介します。    

保定装置（リテーナー）について

保定装置（リテーナー）は、歯列矯正治療後に歯が元の位置に戻るのを防ぎ、正しい位置に固定するために用いられます。この装置は、矯正治療の成果を保持するために非常に重要で、使用しないと治療によって得られた美しい歯並びが失われる可能性があります。  

保定装置の種類

保定装置には大きく分けて二つのタイプがあります。  

固定型リテーナー

これは通常、金属のワイヤーでできており、歯の内側に固定されます。主に前歯に用いられ、見た目に影響が少ないです。固定型は24時間常に歯を固定し続けるため、リテーナーを外す心配がなく、非常に効果的です。ただし、歯磨きで汚れをとることが難しくなるというデメリットもあります。  

取り外し可能なリテーナー

このタイプのリテーナーは、夜間や指定された時間だけ歯に装着します。透明なプラスチック製のものや、金属とアクリルで作られたホーリーリテーナーが一般的です。使用者が必要に応じて取り外しが可能なため、衛生的であり、日中の見た目に影響がありません。しかし、指定された装着時間を守らないと効果が薄れる可能性があります。    

なぜ保定装置（リテーナー）を装着する必要があるのか

 

後戻りの防止

矯正治療で理想的な位置に移動した歯は、周囲の骨が新しい位置に歯をしっかりと固定する前に、元の位置に戻ろうとします。リテーナーはこの自然な動きを阻止し、矯正で得た歯並びを維持します。  

長期的な安定性の確保

歯の移動は矯正治療が終わった直後も続くことがあります。特に治療期間が長かったり、大きな移動が行われた場合、完全に安定するまでには時間が必要です。リテーナーを装着することで、歯が新しい位置で安定するまで支え続けます。  

美しい笑顔の維持

矯正治療の努力と成果を保持するためにリテーナーは不可欠です。適切な使用と管理により、美しい歯並びを長く楽しむことが可能になります。  

保定装置（リテーナー）の種類について

矯正治療後に理想的な歯並びを維持するためには、保定装置（リテーナー）の使用が欠かせません。保定装置にはいくつかのタイプがあり、それぞれに独自の特徴と利点があります。  

マウスピースタイプ（着脱可能）

このタイプのリテーナーは透明なマウスピースを使用し、その目立たない外見が最大の魅力です。自分で容易に取り外し可能なため、食事や歯磨きの際に非常に便利で、日常生活においても使用者の負担を最小限に抑えます。特にマウスピース矯正を経験した人には親しみやすく、快適に保定期間を過ごすことが可能です。  

プレートタイプ（着脱可能）

プレートタイプは一般的に広く使用されているリテーナーで、歯の表側はワイヤーで固定され、裏側はプラスチックで支えられます。このタイプは耐久性に優れ、長期にわたる使用に適していますが、ワイヤーが目立つ点がデメリットとされます。それでも、その確かな保定力は多くの歯科専門家に支持されています。    

フィックスタイプ（固定式）

フィックスタイプのリテーナーは、主に下の歯の裏側に細いワイヤーを接着して固定します。このリテーナーの大きな利点は、その目立たない設計にあります。外見を重視する人にとって最適な選択ですが、固定式であるため清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが増える可能性がありますので、口内の清潔には特に注意が必要です。   各タイプのリテーナーはその使用目的や患者のライフスタイル、好みに応じて選ばれるべきです。矯正治療の成果を長く維持するためには、これらのリテーナーを正しく理解し、最も適したものを選び、適切なケアを行うことが重要です。

保定装置の注意点

正しい装着法を守る

リテーナーは指示された正しい方法で装着しなければなりません。不適切な装着は歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。特に取り外し可能なリテーナーを使用する場合、正確な位置にセットすることが重要です。  

清掃を怠らない

リテーナーは毎日の清掃が必要です。特に取り外し式のリテーナーは、使用後は必ず水で洗い、専用のクリーナーで定期的に清掃することで、細菌の繁殖を防ぎます。  

定期的な交換・メンテナンス

リテーナーは消耗品です。時間とともに劣化するため、歯科医師の指示に従い定期的に交換することが必要です。また、定期的に歯科医師の診察を受け、リテーナーの状態をチェックしてもらうことも大切です。  

装着時間の遵守

特に最初の数ヶ月間は、歯科医師が推奨する装着スケジュールを厳守することが重要です。時間をおいてからの不十分な装着は、歯が元の位置に戻る原因となります。

異常を感じたらすぐに相談

装着中に痛みがある場合や、リテーナーが合わないと感じた場合は、無理をせずにすぐに歯科医師に相談しましょう。適切な対応が必要な場合があります。  

まとめ

  インビザライン矯正後に保定装置を装着する理由は、治療で改善した歯並びを維持し、歯の後戻りを防ぐためです。リテーナーは固定式と取り外し式があり、日常的に適切なケアと正しい装着方法を守ることが重要です。定期的な歯科検診も必須で、リテーナーの状態やフィット感をチェックします。 また浜田山おとなこども歯科・矯正歯科ではインビザライン矯正や歯並びについてのご相談を無料で対応しておりますので、気になる方は是非一度当院へお越しください。