みなさんこんにちは。東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山おとなこども歯科です。根管治療において使用される「マイクロスコープ」がどれだけ日本で普及しているか、ご存知でしょうか?この記事では、マイクロスコープの概要から日本における普及率、根管治療への影響、利点や課題、さらに当院での実際の活用方法について詳しく解説します。特に根管治療で精密な治療を希望される方や、家族の歯の健康を考えている皆様には、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
マイクロスコープとは?
マイクロスコープは医療分野で使用される高倍率の顕微鏡で、歯科治療においては根管内の微細な部分を詳細に観察するために使用されます。通常の肉眼では見えない小さな根管や裂け目も確認できるため、治療精度が飛躍的に向上します。とりわけ根管治療では、歯髄の感染部分や細菌を完全に除去するための精密な作業が求められるため、マイクロスコープの有無で治療結果に大きな違いが生じます。
マイクロスコープは1台あたり数百万円にもおよび、その導入には高額なコストがかかります。しかし、歯の健康寿命を延ばし、抜歯やインプラントなどを避けるための重要な治療ツールとして価値が高く、歯科業界では徐々にその重要性が認識されています。
マイクロスコープの普及率は?
日本国内の現状
日本では、根管治療におけるマイクロスコープの普及率は約20%前後とされ、全国の歯科医院の約1/5程度が導入している状況です。欧米の先進国では50%以上の普及率を達成している国もあるため、日本の普及率はまだ低めです。マイクロスコープは高額であることから導入が進みにくいものの、患者の治療に対する満足度や歯の健康維持において大きな効果があるため、徐々に普及が進むと予想されています。
地域別の違い
地域ごとにも普及率にばらつきがあり、都市部ではマイクロスコープを導入している歯科医院が多いのに対し、地方では未導入の医院が目立ちます。これは都市部に高精度な治療を求める患者が多いことや、歯科医院間の競争が激しいことが背景にあります。例えば、東京や大阪などの大都市圏では、精密治療を求めるニーズが高く、マイクロスコープの導入が比較的進んでいます。
マイクロスコープでできること
高精度な治療の実現
マイクロスコープは高倍率で根管内の微細な構造を確認できるため、根管治療において感染部分を正確に除去し、細部まで完全に封鎖することが可能です。特に、感染が再発する原因である細菌の取り残しを防ぐことができるため、根管治療の再発率が大幅に低下します。
他の拡大鏡と何が違うの?
従来の拡大鏡は2〜5倍の倍率が一般的ですが、マイクロスコープは20〜25倍の倍率まで対応可能です。これにより、拡大鏡では見えない細部まで確認でき、治療精度が格段に向上します。また、光源が直線的に照射されるため、根管内の影を最小限に抑えながら視界を確保できます。
マイクロスコープの重要性
治療精度が高くなる
マイクロスコープによって根管内を詳細に観察できることで、感染の除去が徹底的に行えます。特に再発を防ぐためには、感染部分を取り残すことなく確実に除去する必要があるため、マイクロスコープの精密な視野が不可欠です。
再発率を抑えられる
通常の根管治療では再発のリスクがあるため、再治療が必要になるケースが少なくありません。マイクロスコープの導入により、根管治療の精度が向上し、再発率を大幅に低減することができるため、患者様の負担も軽減されます。
歯の健康寿命が伸びる
マイクロスコープを使用することで歯を長持ちさせ、抜歯やインプラントの必要性を回避できるケースが増えます。従来の治療では難しかった部位にも正確な処置が可能になり、歯の健康寿命を延ばすことに貢献します。
マイクロスコープの欠点は何ですか?
保険が効かない
マイクロスコープを使用した治療は多くの場合、保険適用外です。そのため、患者負担が増えるという課題があります。特に精密根管治療は高度な技術を伴うため、費用が従来の治療に比べて高額になるケースが多いです。
高額な治療費
マイクロスコープの導入・維持費用が高いため、治療費も通常の根管治療より高額になります。歯科医院としてもコスト面の負担があるため、導入には慎重な判断が必要とされます。
普及率が低い
現在、マイクロスコープを導入している歯科医院は限られており、精密な根管治療を受けられる環境は都市部に集中しているのが実情です。全国的な普及が進むためには、導入コストの低減や保険適用の拡大が求められます。
治療に時間がかかる
精密治療は手間と時間を要するため、マイクロスコープを使う治療は通常の治療よりも長い時間がかかります。結果として、患者様にとって治療時間の増加が負担となる場合があります。
当院ではマイクロスコープを使用した精密根管治療を行っています
浜田山おとなこども歯科では、精密な根管治療を提供するためにマイクロスコープを導入し、患者様にとって最良の治療を行うことをお約束しています。
歯科用CTの導入
歯科用CTを使用し、根管内の3D画像を作成することで、通常のレントゲンでは見えない根管の構造や状態を詳細に把握し、より精密な治療が可能です。
再感染を防ぐラバーダムの導入
根管治療では細菌の再感染を防ぐため、ラバーダムと呼ばれるゴム製のシートで治療部位を無菌状態に保ち、より安全な治療環境を整えています。
封鎖性が高いMTAセメントを使用
根管の封鎖にはMTAセメントを使用しており、感染が再発しにくい高い封鎖性が特徴です。このセメントは根管治療後の耐久性を高め、長期にわたって歯の健康を維持します。
表面麻酔や細い針の使用で痛みを軽減
当院では患者様の痛みを最小限に抑えるため、表面麻酔や細い針を使用して麻酔の際の不快感を減らす工夫を行っています。これにより、痛みに弱い患者様でも安心して治療を受けていただけます。
様々な支払い方法を完備(クレジット・デンタルローン)
治療費の負担を軽減するため、当院ではクレジットカードやデンタルローンなど、多様な支払い方法に対応しています。患者様のライフスタイルに合わせた柔軟な支払いプランをご利用いただけます。
まとめ
この記事では、マイクロスコープの日本での普及状況や利点、課題について詳しく解説しました。日本ではまだ普及率が低いものの、精密な根管治療において非常に有用なツールです。当院ではマイクロスコープを活用し、患者様にとって最も良い治療結果を提供できるよう努めています。精密な治療を受けたい方、歯の健康寿命を延ばしたい方はぜひ一度当院にご相談ください。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良