みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある
浜田山にある歯医者「浜田山おとなこども歯科」です。
「インプラント 矯正」という言葉を検索した方は、「歯を抜かずに矯正したい」「通常の矯正が難しいと言われた」「短期間で歯並びを整えたい」といった思いを抱えているのではないでしょうか?
この記事では、近年注目されている「インプラント矯正」について、基本からメリット・デメリット、治療の流れや注意点まで、実体験を交えながら詳しくご紹介いたします。
この記事を読むことで、インプラント矯正とはどのような治療法で、どんな方に適しているのかがわかります。また、治療を受ける際の心構えや、歯科医院選びのポイントも明確になります。
「抜歯せずに矯正したい」「通常の矯正では難しいと言われた」「自分に合った方法で歯並びを改善したい」と考えているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!
インプラント矯正とは?普通のインプラントとの違いは?
インプラント矯正とは、矯正用に設計された小さなネジ(アンカースクリュー)を顎の骨に埋め込み、それを固定源として歯を動かす新しい矯正治療の手法です。
一般的に「インプラント」と聞くと、歯が失われた部分に人工歯根を入れる「歯科インプラント」を思い浮かべますが、インプラント矯正に使用するネジはそれとは全く異なる目的・構造です。
矯正用アンカースクリューは、約1cm程度の小さなチタン製のネジで、一定期間だけ使用し、治療終了後に除去します。歯ぐきや歯に負担をかけずに、動かしたい歯に直接力を加えることができます。
インプラント矯正のメリットとは?
インプラント矯正には、従来の矯正治療にはなかった以下のようなメリットがあります。
大掛かりなオペが必要ない
アンカースクリューの埋入は局所麻酔下で行い、処置自体は10分程度で終了します。術後の腫れや痛みも少なく、ほとんどの患者が日常生活に支障なく過ごせます。
従来抜歯していた症例を抜歯なしで治療できる
歯を動かすための十分な固定源が得られるため、スペース不足でも抜歯せずに矯正が可能になるケースが増えました。特に、親知らず以外の歯をなるべく残したい方にとって大きな利点です。
動かしたい歯だけに直接アプローチできる
従来の矯正では、全体の歯をバランスよく動かす必要がありましたが、インプラント矯正では「この歯だけを奥に下げたい」などピンポイントの移動が可能になります。
治療期間を短縮できることがある
歯の移動効率が高いため、平均して3〜6ヶ月ほど治療期間が短縮されることがあります。結婚式や留学など、スケジュールが決まっている方にも好評です。
仕上がりの精度が高い
固定源がしっかりしているため、予測通りの移動がしやすく、理想的な歯列を実現しやすい点が特徴です。
成人矯正にも対応しやすい
顎の成長が止まっている成人でも、効率的に歯を動かすことができるため、大人の矯正にも適しています。
難しい症例にも対応が可能
重度の出っ歯や開咬、非対称な歯列など、従来では外科手術が必要だったケースでも、インプラント矯正によって非外科的に対応できる可能性があります。
インプラント矯正のデメリットとは?
メリットが多い一方で、インプラント矯正には以下のような注意点もあります。
アンカースクリューが脱落することがある
骨の状態や術後のケアによっては、ネジが自然に外れてしまうことがあります。再度埋入が必要になる場合もあるため、慎重な管理が求められます。
アンカースクリューが目立ちやすい
埋入する位置によっては、笑ったときにネジが見えることがあります。審美性を気にされる方には事前の説明が重要です。
歯の移動のコントロールが難しい
適切な力加減や方向を誤ると、思わぬ方向に歯が動くこともあります。経験豊富な矯正専門医のもとで行うことが大切です。
衛生面の問題が起きやすい
ネジの周囲に汚れがたまりやすく、炎症を起こすリスクがあります。日々のケアと定期的なチェックが欠かせません。
通常の矯正治療より費用が高くなる
装置代や処置料が加算されるため、通常の矯正より10万円前後高くなることもあります。費用の見積もりを事前に確認しましょう。
心理的な負担
口腔内にネジを入れるということ自体に不安を感じる方も多く、初めての方には丁寧なカウンセリングが必要です。
インプラント矯正のやり方【治療の流れ】
インプラント矯正は、以下のようなステップで進みます。
カウンセリング・検査
口腔内写真・レントゲン・CTを撮影し、歯並びや骨の状態を詳細に把握します。患者の希望と照らし合わせて、治療計画を立てます。
矯正用インプラント・矯正装置の設置
局所麻酔下でアンカースクリューを埋入し、同時にワイヤーやマウスピースなどの装置を設置します。
定期検診・矯正装置の調整
約1か月ごとに通院し、歯の動きを確認しながら装置の調整を行います。必要に応じてスクリューの位置を変更することもあります。
矯正用インプラント・矯正装置を撤去
目標の歯並びに到達したら、アンカースクリューと矯正装置を撤去し、保定装置(リテーナー)に切り替えます。
インプラント矯正を受けるに当たっての注意点
治療後は清潔な状態を保つ
アンカースクリュー周囲に汚れがたまると炎症を起こしやすくなります。歯ブラシや専用のケア用品で毎日しっかりと清掃しましょう。
人によってはインプラント矯正を受けられない
・絶対的禁忌症を患っている(骨粗鬆症、免疫疾患など)
・顎の骨が少ない(スクリューが安定しない)
・重度の歯周病(周囲組織が弱く、感染リスクあり)
・重度の糖尿病(治癒不良が起きやすい)
・喫煙者(インプラントの脱落リスクが高い)
・妊娠中(X線検査や麻酔を避けるべき)
これらに該当する場合は、他の矯正方法を提案することがあります。
インプラント矯正をする歯科を選ぶ際のポイント
専門的な知識を持った歯科医師が在籍している
矯正認定医や、インプラント矯正の症例数が豊富な歯科医師がいるかをチェックしましょう。
費用・支払方法が自分に合っている
治療費用だけでなく、分割払いやデンタルローンなど支払い方法の選択肢があるか確認すると安心です。
自宅や職場から通いやすい
定期通院が必要な治療なので、通いやすさも重要です。急なトラブル時にすぐに駆け込める立地が理想です。
トラブル時の対応が明確になっている
スクリュー脱落時や痛みが出た場合の対応体制や、再処置の費用などについて事前に説明があると安心です。
歯科矯正のための設備が整っている
CTやシミュレーションソフト、マイクロスコープなど、高精度な矯正に必要な設備があるかも重要な判断基準です。
よくある質問
Q.治療期間が短くなりますか?
A. はい、平均して3〜6ヶ月程度短縮されることが多いです。特に部分的な歯の移動では効果が高いです。
Q.歯ぐきにネジがささっていて痛くないですか?
A. 埋入直後に軽い違和感がありますが、ほとんどの方が数日で慣れ、痛みもほぼ感じません。
Q.スクリューを入れるのは手術になりますか?
A. 簡易な外科処置で、10分程度の短時間で終わります。大がかりな手術ではありません。
Q.スクリューを抜いた後の穴はどうなりますか?
A. 数週間で自然に塞がり、傷跡も残りません。感染リスクもほとんどありません。
Q.インプラントと聞くと身構えてしまいますが・・?
A. 矯正用のスクリューは一時的なものです。歯を補う「歯科インプラント」とは異なり、体への負担も少ないためご安心ください。
まとめ
インプラント矯正は、従来の矯正治療では難しかった症例にも対応可能な、画期的な治療法です。抜歯を避けたい方、短期間で確実に歯を動かしたい方、また難症例で悩んでいた方にもおすすめの選択肢です。
もちろん、すべての方に適しているわけではありませんが、しっかりとした診断と経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けることで、多くのメリットを享受できます。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良