みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある
浜田山にある歯医者 浜田山おとなこども歯科です。
「インプラントの寿命ってどれくらい持つの?」
「本当に一生使えるの?」
「もしダメになったらどうなるの?」
こういった疑問や不安をお持ちではありませんか?
今回のブログでは、インプラントの寿命に関する基本情報から、長持ちさせるための具体的なポイント、寿命を迎えた後のリスクや対策までを徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、インプラント治療を受ける前の不安をしっかり解消できるはずです。
インプラント治療を検討中の方、すでにインプラントを入れていてメンテナンスに不安がある方、ご家族が治療を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
インプラントの寿命はどれくらい?
インプラントは「永久に使える人工歯」と思われがちですが、実際には寿命があります。ここでは平均的な寿命や他の補綴物(入れ歯・ブリッジ)との比較も交えてご紹介します。
インプラントの平均寿命
インプラントの寿命はおよそ10年〜15年といわれていますが、適切なケアとメンテナンスを続ければ20年以上持つケースもあります。
実際、10年後のインプラントの生存率は90%以上、20年後でも80%を超えるという報告があります。つまり、天然歯に匹敵するほどの耐久性を持っているといえるでしょう。
入れ歯との比較
一方、入れ歯の寿命は約5〜7年が一般的です。使用するうちに摩耗や破損、合わなくなることがあり、調整や作り直しが必要になる頻度が高い傾向にあります。また、取り外しの煩わしさや、咀嚼力の低下といった不便も。
ブリッジとの比較
ブリッジの寿命は7〜10年程度。支えとなる隣接歯に負担がかかるため、虫歯や歯周病リスクも高まります。インプラントは独立して支える構造のため、周囲の歯に負担をかけないという点でも寿命が長く、再治療リスクが低いのが特徴です。
インプラントの寿命の判断基準
インプラントは目に見える劣化が少ないため、寿命の兆候を自覚しづらいことがあります。以下のような変化が現れた場合は、寿命を迎えている可能性があります。
人工歯の劣化
インプラントの上部に装着される人工歯(上部構造)は、セラミックやジルコニアでできており、強度と美しさを兼ね備えています。しかし、年数が経つと摩耗やチップ(欠け)などが生じ、審美性や咬合に影響を与えることがあります。
歯周炎などの歯茎トラブル
インプラント周囲の組織が炎症を起こすインプラント周囲炎は、寿命を縮める主な原因です。歯ぐきの腫れ・出血・口臭などがある場合は要注意です。早期発見と治療がインプラントの寿命を延ばすカギとなります。
インプラントがダメになってしまう主な原因
いくら高品質なインプラントでも、使用者の生活習慣やケア方法によっては寿命が短くなることも。よくある原因を見ていきましょう。
細菌感染(インプラント周囲炎)
最も代表的なのが、インプラント周囲炎。歯周病と同様に、プラークに潜む細菌が歯肉に炎症を引き起こすことで骨が溶け、最悪の場合インプラントが抜けてしまいます。
歯科医院でのメンテナンスを怠る
インプラントを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯科医院でのクリーニングやチェックを怠ると、問題が進行してしまうことがあります。
治療の技術が不十分
インプラント治療は高い技術力と精密な診断が求められる治療です。経験の浅い医院や、CT撮影・ガイドサージェリーなどの設備が不十分な医院で治療を受けると、トラブルのリスクが高まります。
インプラントの寿命を延ばすポイント
では、インプラントをできるだけ長く快適に使うにはどうすればいいのでしょうか?歯科医師目線で7つのポイントを紹介します。
定期メンテナンスを受ける
半年に1回は歯科医院での定期検診・クリーニングを受けることが基本です。プロによるチェックで、炎症や噛み合わせのズレを早期に発見できます。
歯ぎしりや食いしばりの対策をする
夜間の歯ぎしりや日中の無意識の食いしばりは、インプラントに大きな負担を与えます。ナイトガード(マウスピース)を使うことで、負担を軽減できます。
喫煙を控える
**喫煙は血流を悪化させ、インプラント周囲の骨や歯肉の回復を妨げます。**インプラント成功率を下げるだけでなく、寿命を短くしてしまうため、禁煙を強くおすすめします。
ブラッシング方法を見直す
天然歯と同様、インプラントの周囲も丁寧に歯ブラシやフロスでケアすることが大切です。特に、**インプラント専用の清掃器具(スーパーフロスやタフトブラシ)**の活用が効果的です。
噛み合わせを調整する
インプラントは天然歯とは異なるため、**かみ合わせにズレがあると負担が一極集中しやすくなります。**そのため、噛み合わせ調整は必須です。必要に応じて調整を行うことで、長持ちに繋がります。
骨を丈夫に保つ食生活を心掛ける
カルシウムやビタミンD、たんぱく質をしっかり摂ることが、インプラントを支える骨の健康を維持するために重要です。バランスの取れた食事で骨密度の維持を意識しましょう。
信頼度の高いインプラントメーカーを選ぶ
**世界的に実績があるメーカー(ストローマン・ノーベルバイオケア・京セラなど)を選ぶことが、品質と長期安定性の保証につながります。**メーカーごとにメンテナンス体制や保証制度が異なるため、医院での説明をよく確認しましょう。
インプラントの寿命後に起こるリスク
寿命を迎えたインプラントには、次のようなリスクが生じる可能性があります。
インプラントが脱落する
骨との結合が失われることで、インプラントが抜け落ちてしまうケースがあります。再埋入には骨造成などが必要になることも。
痛みが生じる
人工歯部分や歯茎、骨に異常が起こることで慢性的な痛みや違和感が発生することがあります。
再治療ができなくなる
骨の吸収が進むと、再度インプラント治療が難しくなる場合があります。将来を見据えて、骨の保存を意識した対応が大切です。
隣接する歯に悪影響を及ぼす
噛み合わせのバランスが崩れることで、隣の天然歯に過剰な負担がかかり、トラブルを招くリスクも。
噛み合わせの不均衡
寿命を迎えたインプラントがズレることで、咀嚼機能に悪影響を及ぼすことがあります。顎関節症の原因にもなりかねません。
まとめ
インプラントの寿命は、平均して10〜15年、適切な管理をすれば20年以上使用することも可能です。
そのためには、日々のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスや生活習慣の見直しが何より大切です。
インプラント治療を検討している方、すでにインプラントを入れている方は、寿命を延ばす正しい知識と行動を今日から実践していきましょう。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良