みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある
浜田山にある歯医者、浜田山おとなこども歯科です。
「虫歯治療の詰め物にジルコニアってどうなんだろう?」
「見た目がきれいって聞くけど、実際どのくらい持つの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、虫歯の進行度に応じた治療法や、詰め物の種類について詳しく解説します。
特に、近年注目されている「ジルコニアセラミック」について、その特徴・メリット・デメリットをしっかりお伝えします。
この記事を読むことで、自分に合った詰め物の選び方や治療法が明確になり、治療の不安が和らぐはずです。
虫歯治療を控えている方や、ご家族の治療を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
虫歯の治療方法
虫歯は進行度によって治療法が異なります。C1からC4に分類され、それぞれに最適な処置が必要です。
C1、C2の治療方法
C1やC2の段階では、虫歯は比較的浅い状態です。治療も比較的簡単で、通院回数も少なく済みます。
充填治療
虫歯の部分を削り、合成樹脂やセラミックで詰めて形を整える方法です。一般的にはコンポジットレジンが使用されます。処置は1回で終わることも多く、費用も抑えられます。
補綴治療
虫歯が広範囲に広がっている場合、インレー(詰め物)やクラウン(被せ物)を用いて補綴治療を行います。ジルコニアセラミックなどの素材もここで使用されます。
C3の治療方法
C3になると、虫歯が神経まで到達している可能性が高くなります。適切な治療を行わないと、抜歯のリスクも高まります。
歯の神経がある場合は歯の神経を取り除く治療
根管治療と呼ばれる処置を行い、歯の神経を取り除いて根の内部を清掃・消毒します。その後、詰め物や被せ物で補修します。
歯の神経がない場合は歯の根の中を消毒する治療
以前に神経を取った歯が再感染した場合、再根管治療が必要です。内部の感染を取り除き、再び根を封鎖する処置です。
詰め物の種類
虫歯治療の成功は、適切な素材選びにも大きく左右されます。保険診療・自費診療それぞれに特徴があります。
保険診療の詰め物
保険診療はコストパフォーマンスに優れており、多くの患者さんに利用されています。
コンポジットレジン
即日治療が可能で、見た目もそこそこ自然。ただし強度が低く、奥歯など強い力がかかる部位には不向きです。
メタルインレー
金属製の詰め物で耐久性が高い一方、見た目が銀色で目立つという欠点があります。金属アレルギーの心配もあります。
CAD・CAMインレー
CAD/CAM技術で作製された樹脂の詰め物。ある程度の審美性がありますが、強度では劣ることもあります。
自費診療の詰め物
審美性・耐久性・適合性すべてに優れているのが自費診療の詰め物です。
セラミックインレー
見た目が天然歯に近く、変色しにくい素材です。接着性が高く、二次虫歯のリスクも抑えられます。
ハイブリッドセラミックインレー
セラミックと樹脂を混ぜた素材。セラミックよりも柔らかく、周囲の歯に優しいですが、やや変色しやすい特徴があります。
ゴールドインレー
非常に精密で耐久性が高く、歯への負担も少ない素材です。ただし見た目の金色に抵抗を感じる方もいます。
ジルコニアセラミック
強度・美しさ・長期的な安定性を兼ね備えた素材。奥歯など負荷のかかる部位にも使用可能です。金属を一切使用せず、アレルギーの心配も少ないのが大きなメリットです。
進行度別・痛みと治療法
虫歯の進行度により、痛みや治療法は大きく異なります。
【C0】エナメル質表面がわずかに脱灰している状態
痛みはほとんどありません。フッ素塗布やブラッシング指導で再石灰化を促す治療が行われます。
【C1】エナメル質内部まで溶けた状態
冷たいものがしみる程度の症状が現れます。コンポジットレジンでの充填処置が一般的です。
【C2】象牙質に達した状態
冷たいものや甘いものに強く反応します。インレーやクラウンを用いた治療が必要になることもあります。
【C3】歯の神経(歯髄)まで達した状態
強い痛みがあり、夜眠れないこともあります。根管治療と詰め物・被せ物での補綴処置が必要です。
【C4】歯が崩壊して、根だけの状態
ここまで進行すると、多くの場合は抜歯が必要です。抜歯後の補綴処置としてブリッジやインプラントの検討も必要になります。
虫歯治療における通院回数
虫歯の状態によって、通院回数も異なります。
軽度の虫歯の場合
1回の治療で完了することもあります。特にC1の段階であれば、診察と充填処置だけで終わることが多いです。
中等度の虫歯の場合
2〜3回の通院が目安です。精密な詰め物やクラウンを装着するには、型取りや試適が必要になります。
神経にまで達した虫歯の場合
4回以上の通院が必要です。根管治療、仮封、最終的な補綴処置と、ステップが多くなります。
抜歯が必要な虫歯の場合
抜歯、経過観察、補綴処置まで含めると、5回以上通うこともあります。インプラントや義歯など治療方法も多岐にわたります。
まとめ
虫歯治療における「詰め物」選びは、見た目の美しさだけでなく、耐久性・体への優しさ・長期的な健康維持にも直結する大切なポイントです。
特にジルコニアセラミックは、審美性・耐久性ともに非常に優れており、これからのスタンダードになりつつあります。
とはいえ、虫歯の進行度や患者さんのライフスタイルによって、最適な治療法は異なります。
気になることや不安がある方は、信頼できる歯科医院でしっかり相談することが大切です。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良