みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分。渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある
浜田山にある歯医者「浜田山おとなこども歯科」です。
「虫歯の治療を受けたいけれど、いくらくらいかかるんだろう…?」
そんな疑問をお持ちの方はいませんか?特に初めて歯科医院で本格的な治療を受ける方にとって、費用はとても気になるポイントですよね。
この記事では、虫歯治療にかかる費用について、保険適用の範囲から自由診療まで、実際の価格相場や素材ごとの違い、さらには費用を抑えるコツまで、徹底的に解説します。
この記事を読むことで、虫歯の段階ごとに「どのくらいの費用がかかるのか」をイメージでき、安心して治療に臨めるようになります。また、治療の選択肢を広げたい方や、自由診療を検討している方にも役立つ内容です。
「虫歯が気になるけど、歯医者さんはなんとなく不安…」
そんな方や、ご家族の治療を検討している保護者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
虫歯治療の料金ってどの位?
虫歯治療にかかる費用は、虫歯の進行具合や治療法、保険の適用範囲によって大きく異なります。ここでは、日本国内での健康保険(3割負担)を前提とした目安についてご紹介します。
初期段階の虫歯の場合(C1~C2)
初期の虫歯では、歯の表面に小さな穴が空いていたり、エナメル質の中で虫歯が進行していたりする段階です。この段階では、虫歯部分を削り、コンポジットレジンと呼ばれる白い樹脂を詰めるだけで済むことが多く、**費用の相場はおよそ1,500円~3,000円程度(3割負担)**です。
この治療は通院1回で終わることも多く、痛みが少ないのが特徴です。歯医者が苦手な方でも、「あれ?もう終わったの?」と感じるほどシンプルな処置で済む場合もあります。
中度の虫歯の場合(C2~C3)
中度の虫歯になると、虫歯が象牙質まで進行し、冷たいものや甘いものでしみるようになります。削る範囲も広くなるため、保険適用でも2,000円~10,000円程度の費用がかかることがあります。
この場合、レジンでは対応できず、**インレー(金属やコンポジット)**を歯に詰める処置が選択されることもあります。素材や治療内容によって費用の幅が広くなります。
神経を抜く必要がある場合(C3~C4)
虫歯が神経にまで到達すると、歯の根の中を洗浄・消毒する「根管治療」が必要になります。この治療は回数がかかり、器具も複雑になるため、保険診療でも7,000円~20,000円程度になることが一般的です。
実際に当院で治療を受けた患者さまの中には、「数ヶ月我慢していたけれど、もっと早く来れば良かった」と後悔される方もいらっしゃいます。神経に達する前に治療を行うことで、費用と通院回数の両方を抑えることができます。
歯を保存できない重度の虫歯(C4以上)
虫歯が歯の根っこまで進行し、歯自体を残すことができないケースでは、抜歯の処置が必要となります。この場合の費用は、**3,000円~7,000円程度(3割負担)**が相場です。
抜歯後は、歯を補うために入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの補綴治療が必要になります。ここから先は、選択する治療法によって費用が大きく異なるため、次の項目で詳しく解説します。
詰め物、被せ物の料金
虫歯の治療後に必要となる**詰め物(インレー)や被せ物(クラウン・ブリッジ)**は、素材や治療方法によって大きく費用が変わります。ここでは、それぞれの特徴と保険診療・自由診療の違いをわかりやすくご紹介します。
インレーの費用(詰め物)
インレーは、歯を削った部分に合わせて作る詰め物です。奥歯に使われることが多く、虫歯の範囲がやや広い場合に選ばれます。
保険適用の金属インレーでは、費用は**約2,000円〜5,000円(3割負担)**が目安です。ただし、使用される金属は銀色のため、口を開けたときに目立つというデメリットがあります。
一方、自由診療で用いられるセラミックやジルコニアのインレーは、審美性と耐久性に優れています。見た目が自然で、金属アレルギーの心配もありません。費用は30,000円〜60,000円程度が一般的です。
私自身も、以前に奥歯のインレー治療を受けた際、見た目が気になってジルコニアを選びました。費用はかかりましたが、自然な見た目と長持ちする安心感に納得しています。
クラウン・ブリッジの費用(被せ物)
クラウンは、虫歯の範囲が大きく歯の形を大きく整える必要がある場合に使われます。ブリッジは、抜歯後の空いたスペースを補うために隣の歯に橋をかける方法です。
保険診療では、**金属製のクラウンは約5,000円〜10,000円(3割負担)**です。こちらも銀歯になるため、見た目が気になる方にはあまり向いていません。
自由診療で提供されるセラミッククラウンやジルコニアクラウンでは、費用が80,000円〜150,000円と高額になりますが、自然な白さや耐久性が特徴です。特に前歯や人目につきやすい部位には、審美性の高い素材を選ぶ方が増えています。
当院でも、患者さまのご希望に応じて保険・自費治療の選択肢を丁寧にご説明し、納得のいく治療選びをサポートしています。
入れ歯の料金
歯を失った場合、機能や見た目を回復するために入れ歯を使用する選択肢があります。ここでも保険診療か自由診療かで費用と使用感が大きく変わってきます。
部分入れ歯の費用
部分的に歯が抜けてしまった場合に用いる入れ歯です。**保険診療では5,000円〜15,000円程度(3割負担)**で製作できます。
ただし、金属のバネが目立つ、異物感が強い、噛む力が弱いといったデメリットもあるため、快適性や審美性を求める方には物足りない場合があります。
自由診療のノンクラスプデンチャーや金属床の入れ歯は、装着感に優れ、目立ちにくく、長く使えるのが特長です。費用は100,000円〜300,000円程度が目安です。
総入れ歯の費用
歯がすべて抜けてしまった場合に必要となるのが総入れ歯です。こちらも保険診療では10,000円〜20,000円程度で作成可能ですが、噛み心地や装着感に課題があるケースもあります。
自由診療の総入れ歯では、個別に精密な型を取り、材質にもこだわるため、200,000円〜500,000円程度かかることがあります。
特に高齢の方にとって、食事の楽しみを取り戻せる快適な入れ歯は、生活の質を大きく向上させる選択肢となります。
虫歯治療の値段が変動する要因
虫歯治療の費用は一律ではなく、さまざまな要因によって変動します。ここでは、特に大きく影響する3つの要素を紹介します。
保険適用か自由診療かの違い
最も大きな違いは、保険診療か自由診療かの区別です。保険診療は国で定められた治療範囲・材料を用いるため、費用が一定の基準で抑えられています。例えば、銀歯や樹脂製の詰め物などがその対象です。
一方で、自由診療では材質や技術、見た目の美しさにこだわることができる反面、費用は全額自己負担となります。ジルコニア、セラミック、インプラントなどが該当し、同じ虫歯治療でも数万円〜数十万円の差が生まれることがあります。
虫歯の進行具合の違い
同じ部位でも、虫歯の進行度によって治療内容が変わります。初期段階なら詰め物で済みますが、進行して神経まで達していれば、根管治療やクラウンが必要になります。さらに重度の場合、抜歯や補綴治療(入れ歯・ブリッジ・インプラント)に進むため、治療が複雑になるほど費用も高くなるのです。
当院にご来院されたある患者さまも、初めは「しみる程度だから軽い虫歯かな」と思われていましたが、検査で神経まで達していたことが判明し、根管治療とクラウン治療に移行したケースがありました。
詰め物や被せ物の素材の違い
保険診療の銀歯にするか、審美性の高いセラミック・ジルコニアにするかで、費用が大きく異なります。たとえば、同じクラウンでも保険適用なら1万円以内、自費なら10万円以上になることも珍しくありません。
素材選びは費用だけでなく、見た目・耐久性・金属アレルギーなど複合的な視点で選ぶことが大切です。
虫歯の治療費用を抑える方法
「できるだけ治療費を抑えたい」と思うのは、誰もが感じることです。無理なく負担を減らすために、以下の3つの方法をおすすめします。
保険適用の治療を選ぶ
保険内の治療では、基本的な虫歯処置を1回1,500円〜3,000円程度で受けられます。銀歯やコンポジットレジンなど、保険で定められた材料に限定されますが、費用面では大きなメリットがあります。
当院では、見た目にあまりこだわらない奥歯などは保険治療、目立つ前歯は自費治療というふうに、部位によって費用と見た目のバランスをとる提案も行っています。
複数の歯科医院で見積もりをとる
自由診療を選ぶ場合、歯科医院によって料金設定が大きく異なることがあります。同じジルコニアクラウンでも、5万円のところもあれば15万円のところもあります。
「高い=良い」わけではありません。信頼できる説明と納得できる価格を見極めるために、セカンドオピニオンや見積もり比較は非常に有効です。
虫歯の予防に力を入れる
最も確実に治療費を減らせる方法は、「虫歯にならないこと」です。予防ケアをしっかり行い、虫歯の初期で発見・処置できれば、治療費も最小限に抑えられます。
虫歯治療は保険が適用される?
保険が適用されるケース
以下のようなケースでは、健康保険が適用され、3割負担で治療が受けられます。
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コンポジットレジンによる詰め物
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金属インレー・クラウンの使用
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根管治療
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抜歯・入れ歯(保険内素材)
また、予防目的ではなく、「治療が必要な状態」であれば、ほとんどの場合で保険適用されます。
保険が適用されないケース
次のような治療は自由診療となり、全額自己負担となります。
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セラミック・ジルコニアの詰め物や被せ物
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インプラント
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ホワイトニング
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精密検査(CTスキャンなどの一部)
保険がきく・きかないの判断は複雑なこともあるため、気になる治療がある場合は事前に医院で相談することが安心です。
虫歯を防ぐためにできること
毎日の歯磨きをしっかり行う
虫歯予防の基本は、正しい歯磨きです。毎食後に丁寧に磨き、歯と歯の間や歯ぐきとの境目に汚れを残さないことが重要です。特にフロスや歯間ブラシを使うと、ブラシでは届かない部分の汚れも落とせます。
食生活を見直す
砂糖や炭水化物を含む食品を頻繁に摂ると、口腔内が酸性になり虫歯菌が活発になります。甘い飲み物・お菓子はダラダラ食べず、時間を決めて食べることも虫歯予防には効果的です。
また、キシリトールガムなど、虫歯予防効果がある食品を活用するのもおすすめです。
定期検診を受ける
虫歯は初期段階では自覚症状がないため、定期検診が早期発見のカギになります。3〜6ヶ月ごとの定期チェックにより、小さな異常も見逃さず、痛みや高額治療になる前に対処できます。
浜田山おとなこども歯科でも、定期的な予防プログラムをご用意していますので、気軽にご相談ください。
まとめ
虫歯治療にかかる費用は、「保険か自由診療か」「虫歯の進行度」「使用する素材」などによって大きく異なります。
初期治療なら数千円、神経に達する治療や自費素材を選ぶと数万円〜十万円単位になることもあります。
しかし、早期発見・早期治療、そして日常的な予防ケアを実践することで、虫歯の進行を防ぎ、結果的に費用も抑えることができます。
どの治療が最適か、どこまで費用をかけるかは、患者さま一人ひとりの状況や価値観によって異なります。
まずはお気軽に相談していただくことが、満足のいく治療につながる第一歩です。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良