みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分にある「浜田山おとなこども歯科・矯正歯科」です。
「毎日仕上げ磨きをしているけど、いつまで続ければいいの?」
「小学校に上がったらもう自分で磨かせてもいいのかな?」
このような疑問を持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
仕上げ磨きは、子どものむし歯予防にとても大切な習慣です。しかし、年齢が上がるにつれてやめどきがわからず、迷ってしまうこともあります。
この記事では、仕上げ磨きをやめるタイミング、年齢別のポイント、仕上げ磨きをやめた後に注意すべきことについて、小児歯科の視点から詳しく解説します。
仕上げ磨きはなぜ必要?
子どもはまだ手先の動きが不器用で、自分で歯ブラシをしっかりコントロールできません。
特に奥歯や歯と歯の間、歯茎の境目は磨き残しが多く、むし歯の原因になりやすい部分です。
また、乳歯や生えたばかりの永久歯は大人の歯よりもエナメル質が薄く、酸に弱いため、むし歯の進行が早い傾向があります。
🦷 実際のケース
6歳の男の子。自分で磨いていたけれど、奥歯の溝に磨き残しがあり、初期むし歯が複数見つかりました。仕上げ磨きを再開し、フッ素塗布と合わせて進行を止めることができました。
仕上げ磨きは何歳まで必要?
結論から言うと、小学校高学年(10〜12歳)頃までは保護者による仕上げ磨きを続けるのがおすすめです。
特に生えたばかりの6歳臼歯(第一大臼歯)や前歯の間は、むし歯リスクが非常に高い部分です。
年齢別の目安
● 1〜2歳
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親が全面的に磨く
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歯ブラシに慣れさせる時期
● 3〜5歳
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子どもが自分で磨いた後、必ず仕上げ磨き
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特に奥歯のかみ合わせと歯間のチェックが重要
● 6〜9歳
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手先は器用になってくるが、磨き残しが多い
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生えたばかりの6歳臼歯を重点的にチェック
● 10〜12歳
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ほぼ自分で磨けるが、永久歯が完全に生えそろうまでは仕上げ磨きを継続
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週数回でも良いので保護者がチェックを
仕上げ磨きをやめるタイミングのポイント
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子どもが自分で丁寧に全ての歯を磨けるようになった
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デンタルフロスなど補助清掃具を使えるようになった
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定期検診で歯科医から「磨き残しが少ない」と言われた
この3つが揃うまでは、保護者が仕上げ磨きを続けることを推奨します。
仕上げ磨きを嫌がるときの対策
「もうイヤ!」と嫌がる時期は多くのご家庭であります。
そんな時は、以下の工夫が効果的です。
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テレビや動画を見ながら楽しい雰囲気にする
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歯ブラシを選ばせてあげる
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仕上げ磨きの後に褒める、シールを貼るなどご褒美方式に
🦷 例:5歳女の子、仕上げ磨きを嫌がっていたが、好きなキャラクターの歯ブラシとタイマーを導入。ゲーム感覚で取り組むようになり、定着しました。
やめた後に気をつけたいこと
仕上げ磨きを卒業しても、むし歯のリスクがゼロになるわけではありません。
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フロスやデンタルリンスを取り入れる
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夜の歯磨きは特に丁寧に
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定期検診で磨き残しチェック
を習慣にすることで、むし歯予防を続けることができます。
まとめ
仕上げ磨きは、乳歯や生え始めの永久歯をむし歯から守るためにとても重要です。
やめる目安は小学校高学年(10〜12歳)頃が一般的ですが、お子さまの磨き残しの有無によって前後します。
浜田山おとなこども歯科では、年齢やお口の状態に応じたブラッシング指導や仕上げ磨きのコツをお伝えしています。
「何歳までやればいいの?」「子どもが嫌がって困っている」など、仕上げ磨きに関する疑問があれば、お気軽にご相談ください。
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監修者:医療法人社団名月会 理事長 山口昌良