歯茎が下がるのは歯周病が原因?放置すると危険!治療法と予防策を徹底解説|浜田山おとなこども歯科|浜田山にある歯医者|浜田山おとなこども歯科・矯正歯科

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週刊浜田山 BLOG

歯茎が下がるのは歯周病が原因?放置すると危険!治療法と予防策を徹底解説|浜田山おとなこども歯科

みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分にある「浜田山おとなこども歯科・矯正歯科」です。
「最近、歯が長くなったような…」

「歯がしみることが増えた…」
「歯茎が下がってきて不安…」

このようなお悩み、実は歯周病のサインかもしれません。
歯茎が下がる現象は加齢だけでなく、細菌感染や生活習慣によっても進行します。

この記事では、

  • 歯茎が下がる原因

  • 歯周病との関係

  • 最新の治療法

  • 放置によるリスク

  • 予防法とセルフケアのポイント

を、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。


歯茎が下がる原因とは?

歯茎の退縮(=下がること)は、以下のような要因によって引き起こされます。

1. 歯周病による骨の吸収

最大の原因は歯周病です。
歯周病は歯垢や歯石に含まれる細菌によって、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に溶かされる病気
骨が減ると歯茎も下がり、歯の根元が露出してしまいます。

2. 強すぎるブラッシング

「しっかり磨かないと」と力を入れすぎると、歯茎が摩耗して後退します。
硬い歯ブラシや、歯茎に対するゴシゴシ磨きは要注意です。

3. 噛みしめ・歯ぎしり

日中の食いしばりや夜間の歯ぎしりは、歯と歯茎に大きな負担をかけ、骨や歯茎をじわじわと壊していきます。

4. 加齢・体質

加齢に伴うコラーゲン減少、骨の密度低下、唾液の減少などによって、歯茎の退縮は起こりやすくなります。

5. 矯正治療や外科処置後

歯の位置が大きく変わった場合や、歯茎の厚みが少ない部分は、歯茎の下がりが目立つこともあります。


歯茎が下がるとどうなる?放置のリスク

放置すると、以下のような深刻な症状が現れます。

リスク 内容
見た目の変化 歯が長く見えて老けた印象に
知覚過敏 歯の根元が刺激に弱く、しみる症状が出る
根元の虫歯 セメント質(歯根表面)は虫歯に弱い
歯の動揺 支えが減って歯がグラグラする
抜歯の可能性 最終的に歯を支える骨がなくなると抜歯に至ることも

歯茎の下がりを伴う歯周病の治療法

1. 歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニング)

歯垢や歯石を取り除く治療です。
特に**歯茎の中に隠れている歯石(縁下歯石)**を除去することで、炎症が落ち着き、これ以上歯茎が下がらないように食い止めることができます。

2. ブラッシング指導(TBI)

「磨きすぎ」「磨けていない」を見直し、優しくしっかり磨ける方法をお伝えします。
道具の選び方や力加減、歯間ブラシの使い方も重要です。

3. 歯周外科治療(必要な場合)

中〜重度の歯周病には、**歯茎を開いて中を直接清掃する手術(フラップ手術)**を行うことがあります。
また、**骨再生療法(エムドゲインなど)**を併用することで、溶けてしまった骨の回復を目指すこともあります。

4. 歯茎の移植治療(結合組織移植術)

審美的・機能的な回復を希望される方には、他の部分の歯茎を移植して下がった部分をカバーする手術(CTG、FGGなど)を行うことも可能です。


浜田山おとなこども歯科の歯周病治療の特徴

当院では、以下の流れで歯茎下がり・歯周病の治療を行います。

  1. 歯周精密検査(プロービング・レントゲン・口腔内写真)

  2. 位相差顕微鏡による細菌チェック(希望者)

  3. 進行度と原因のご説明・治療計画の立案

  4. 歯石除去・プラークコントロールの徹底

  5. 必要に応じて外科的アプローチや再生療法

  6. 定期的なメンテナンスで再発を防止


歯茎の後退は「治せるの?」患者さんからのよくある質問

Q. 一度下がった歯茎は元に戻りますか?

残念ながら自然には元に戻りません
ただし、「これ以上進行させないための治療」や「移植などで見た目を改善する処置」は可能です。

Q. セラミックや被せ物で隠せますか?

審美補綴で露出した根元を覆う方法はありますが、根本的な解決にはならないため、まずは歯周治療が優先です。

Q. 自覚症状がなくても検査した方がいいですか?

はい。歯周病は**「静かなる病気」と呼ばれるほど痛みや腫れがないまま進行**します。
30代を超えたら、一度は歯周検査を受けることをおすすめします。


歯茎を守るために今すぐできる3つの予防習慣

  1. 力を入れすぎないブラッシング

  2. 1日1回のフロス or 歯間ブラシの習慣化

  3. 3ヶ月に1回のプロフェッショナルクリーニング


まとめ|歯茎下がりは進行する前の早期対応がカギ

  • 歯茎が下がる主な原因は歯周病間違ったブラッシングです

  • 放っておくと、知覚過敏・虫歯・歯の喪失につながります

  • 進行度に合わせた歯周基本治療・外科治療・再生療法で対応可能

  • 大切なのは、症状が出る前の予防と定期的なメンテナンス

浜田山おとなこども歯科では、痛みを抑えた検査・治療と、わかりやすい説明を大切にしています。
「最近、歯茎が下がってきたかも…」と感じたら、お気軽にご相談ください。


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👨‍⚕️ 監修:医療法人社団名月会 理事長 山口昌良