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フロスをすると血が出る…これって大丈夫?原因と対策を浜田山の歯科医が解説!

こんにちは。京王井の頭線・浜田山駅から徒歩0分の浜田山おとなこども歯科です。

「フロスをすると毎回血が出るんですが、やめた方がいいですか?」
「フロスで出血するのは歯茎が傷ついてるからですか?」

このような疑問を持つ患者さんは多くいらっしゃいます。
実は、フロスでの出血には“良い出血”と“注意が必要な出血”があります。

今回は、フロスで血が出る原因とその対処法について、歯科医の立場からわかりやすく解説します。


【結論】出血の多くは「歯茎の炎症」が原因です

フロスを使って出血するのは、多くの場合「歯茎が炎症を起こしているサイン」です。
つまり、フロスで歯茎を傷つけたのではなく、もともと歯茎にトラブルがある状態ということです。


フロスで血が出る4つの主な原因

1. 歯肉炎・歯周病の初期症状

歯と歯の間にプラーク(歯垢)や細菌が溜まると、歯茎に炎症が起きます。
この状態でフロスを使うと、わずかな刺激でも簡単に出血します。

☑ 歯茎が赤く腫れている
☑ 触るとむずがゆい
☑ フロスや歯間ブラシで毎回血が出る
→ 歯肉炎の可能性が高いです。

2. フロスの使い方が間違っている

力任せにフロスを押し込んだり、ゴシゴシ動かしたりすると歯茎を物理的に傷つけてしまい出血することもあります。

3. 歯間に詰まった汚れや歯石が多い

しばらくフロスをしていない人が久しぶりに使うと、汚れがこびりついていて出血することがあります。
これは清掃が届いていなかったサインです。

4. 歯並びや詰め物・被せ物の影響

歯が密接していたり、過去の詰め物が段差になっていたりすると、フロスが引っかかって無理に動かしてしまう→出血につながるケースもあります。


出血してもフロスはやめない方がいい?

✅ 基本的には「やめないで続ける」ことが大切です

出血の原因が歯肉炎や歯周病である場合、フロスをやめてしまうと汚れがさらに溜まり、炎症が悪化してしまいます。
毎日優しく使い続けることで、炎症が改善し、出血もしなくなっていきます。

ただし以下のような場合は一度、歯科医院で診てもらうのがおすすめです。

  • 出血が何週間も続いている

  • フロス中だけでなく日常生活でも血が出る

  • 痛みや腫れを伴う

  • 歯がグラグラしてきた気がする


歯科医が教える!正しいフロスの使い方

✔ 無理に押し込まない

フロスは「ノコギリを引くようにゆっくり左右に動かして」通しましょう。

✔ 歯の側面をなぞるように

歯茎に当たらないよう、歯に沿わせて上下に動かすのがコツです。

✔ 出血してもびっくりしないで

1週間程度続けると、炎症が落ち着いて出血しにくくなります。
それでも改善しない場合は歯科医院へ。


【まとめ】フロスでの出血は“お口のSOS”かもしれません

フロスを使って血が出るのは、「歯茎が炎症を起こしているサイン」の可能性が高いです。
正しい使い方でケアを続けることで、出血の改善や歯周病予防にもつながります。


浜田山でフロスの使い方や出血が気になる方へ

「正しくできているかわからない」「出血が毎回ある」
そんなお悩みを持つ方は、浜田山おとなこども歯科にぜひご相談ください。

当院では、歯科衛生士による丁寧なブラッシング指導やフロスの使い方指導を行っています。
お子さま〜大人まで、予防ケアを通じて一緒にお口の健康を守っていきましょう。


✅ 24時間WEB予約はこちら

👉 https://hamadayama-dental.com

医療法人社団名月会 浜田山おとなこども歯科
院長:山口 昌良