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マウスピースで「えずく」…吐き気がつらい方へ|原因と対策を歯科医がやさしく解説【浜田山おとなこども歯科】

こんにちは。
京王井の頭線 浜田山駅から徒歩0分の「浜田山おとなこども歯科」院長・山口昌良です。

「マウスピースをつけるとオエッとなって続けられない…」
「歯ぎしり対策のナイトガードを出されたけど、吐き気がしてムリかも…」
そんなご相談を、当院にもよくいただきます。

「えずき(嘔吐反射)」が強い方でも、工夫次第でマウスピースを快適に使えるようになるケースがほとんどです。
今回は、なぜマウスピースで吐き気が出るのか?という原因から、今日からできる対処法、当院で行っている対策までを、やさしく解説します。


「マウスピースで吐き気が出る」のは珍しくない

まず、安心していただきたいのは——
マウスピースで「えずく」のは“あなただけではない”ということです。

歯科用マウスピースは以下のような目的で使われます:

  • 就寝中の歯ぎしり・食いしばりの予防(ナイトガード)

  • 矯正用のマウスピース型矯正装置(インビザラインなど)

  • スポーツ時の衝撃吸収用マウスガード

  • 顎関節症の顎の保護・位置補正

どのタイプでも、口の中に“異物”が入ること自体に不快感や吐き気を感じやすい方がいらっしゃいます。
特に「ナイトガード(上顎タイプ)」を初めて使う方に、装着直後にえずいてしまうケースが見られます。


なぜマウスピースで「えずく」のか?4つの主な原因

① 嘔吐反射(オエッとなる反射)が強い体質

喉の奥や舌の奥が刺激に敏感な方は、ちょっとした違和感でも「オエッ」となる反射(嘔吐反射)が起こります。
歯型を取る時や、歯ブラシを奥まで入れた時にも出る方はこのタイプです。


② マウスピースの大きさや形状が合っていない

マウスピースが上顎の奥(口蓋)まで深く伸びていると、刺激となって吐き気を感じやすくなります。
保険適用のナイトガードは、コスト上ある程度既製の設計に近くなることもあり、
「ちょっと厚い・長い・キツい」という不快感につながることがあります。


③ 初期の異物感・慣れていない不安感

マウスピースは「歯の矯正器具」と違い、1日数時間〜寝ている間の長時間使うもの。
慣れていないと、「口がふさがれる」「息がしづらい」などの心理的圧迫感が、吐き気を誘発することもあります。


④ 鼻呼吸ができていない

「鼻詰まりがある」「いつも口呼吸している」方は、口を閉じての呼吸に慣れておらず、息苦しさからえずきに繋がることがあります。


えずき対策|今日からできる8つの対処法

マウスピースでのえずきは、適切な工夫でほとんどの方が改善可能です。

以下の対策をぜひお試しください。


① 最初は短時間だけ装着して「慣らす」

いきなり一晩中つけるのではなく、
最初は5分→10分→30分…と段階的に時間を延ばすことで、嘔吐反射が出にくくなっていきます。


② 下顎タイプに変更してみる

上顎タイプのマウスピースは「喉の奥に当たりやすい」ため、
下の歯に装着するタイプに変更することで、嘔吐反射が軽減することがあります。

浜田山おとなこども歯科では、嘔吐反射の強い方には下顎タイプを提案することも可能です。


③ 自費でより精密・薄型のマウスピースを作る

保険適用のナイトガードは厚みや形に制限がありますが、
自費のマウスピースは素材や設計の自由度が高く、吐き気が出にくい超薄型設計にも対応できます。

✅ 例:0.5mmの極薄マウスピース/口蓋を避けるカスタム設計など


④ 鼻呼吸のトレーニングを取り入れる

鼻呼吸が苦手な方には、鼻呼吸ガイドテープや「あいうべ体操」などで練習することが有効です。
口呼吸のままだと「息ができない」と感じてえずきやすくなります。


⑤ 精神的なリラックスを意識する

「オエッとなったらどうしよう」という不安や緊張が、さらにえずきを誘発してしまいます。
深呼吸やリラックス音楽など、気持ちを落ち着かせてから装着しましょう。


⑥ 就寝直前でなく、少し前に装着する

「布団に入ってすぐ」は緊張も強くなりやすいタイミング。
寝る30分前から装着して、慣れた状態で就寝に入るのがベターです。


⑦ 嘔吐反射が起きる“ツボ”に触れない設計に変更する

歯科医院では、個々の嘔吐反射が起きやすい位置(例えば口蓋や口蓋垂の近く)を避ける設計も可能です。
調整・再作成の相談をぜひ歯科医院にしてみてください。


⑧ どうしても合わない場合は「他の治療法」も検討

重度の嘔吐反射でどうしても難しい方には、以下の代替策も提案できます:

  • 歯ぎしり → ボトックス治療

  • 軽度の顎関節症 → 物理療法や生活指導

  • スポーツ用 → 一時的マウスガード使用


浜田山おとなこども歯科での取り組み

当院では、**「マウスピースを快適に使い続けられること」**をゴールに、以下のようなサポートを行っています。

✅ 嘔吐反射の有無を事前にヒアリング

問診の時点で「歯型取りでえずいたことがあるか?」を確認し、
マウスピースの設計に反映します。


✅ カスタム設計(口蓋フリータイプなど)

「上あごに当たらない」「極薄」「下顎」などのえずきにくいカスタムタイプをご用意しています。


✅ 初回装着のサポート

装着指導の際に、「短時間から始めるコツ」「えずきにくい装着方法」などもアドバイスします。


✅ ボトックス治療や生活習慣改善の提案

歯ぎしり・食いしばりが強い方には、
マウスピースに代わる**非侵襲的な治療法(咬筋ボツリヌス療法)**も対応可能です。


まとめ|“吐き気が出るからマウスピースは無理”と諦めないで

マウスピースの「えずき」は、体質や形の問題で起こる一時的な反応です。
適切なサイズ調整や工夫で、ほとんどの方が快適に使用できるようになります。

歯ぎしりや食いしばりを放置すると、
歯が割れる・削れる・顎が痛む・詰め物が取れるなどの重大なトラブルにもつながります。

「どうしても吐き気がして無理…」という方も、ぜひ一度、当院にご相談ください。
あなたに合った“続けられるケア”を一緒に探しましょう。


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医療法人社団名月会 浜田山おとなこども歯科
院長:山口 昌良