歯のメンテナンスでは何をする?内容と流れを解説! blog

2024.07.08

杉並区の歯医者さん、浜田山おとなこども歯科・矯正歯科です。

歯のメンテナンスは、口内環境を健康に保ち、将来的な重大な歯科問題を予防するために不可欠です。ここでは、メンテナンスの具体的なプロセスとその各ステップがなぜ重要なのかを詳しくご説明します。

歯のメンテナンスが必要な理由

メンテナンスは何のために行う?

歯のメンテナンスは、単に歯をきれいに保つ以上の意味があります。このプロセスは、口内環境を健康に保ち、将来的な歯科問題を予防することを目的としています。定期的なメンテナンスには以下のような目的が含まれます:

プラークとタルト(歯石)の除去:これらは歯ブラシだけでは完全には除去できないため、専門的なクリーニングが必要です。

歯肉炎と歯周病の予防:プラークの蓄積は歯肉炎を引き起こし、治療されない場合には歯周病へと進行することがあります。

虫歯の予防:定期的なフッ素塗布やクリーニングによって、虫歯のリスクを減少させます。

メンテナンスで早期発見・早期治療を実現する

定期的なメンテナンスは、潜在的な口内の問題を早期に発見し、より小規模で簡単な治療で対応できるようにします。このアプローチには以下の利点があります:

早期発見:小さな虫歯や初期の歯周病など、初期段階での問題を捉えることができます。

コスト削減:問題を初期段階で対処することで、より複雑で高額な治療が必要になるのを防ぎます。

治療の成功率の向上:問題を早期に治療することで、治療の成功率が高まり、長期的な健康を確保できます。

メンテナンスでお口から全身の健康を維持する

歯と全身の健康は密接に関連しています。定期的なメンテナンスによって口内環境を健康に保つことは、全身の健康にも良い影響を与えます:

心血管疾患のリスク低減:一部の研究によると、歯周病は心臓病や脳卒中のリスクを高める可能性があります。定期的な口内ケアによって、これらのリスクを低減できます。

糖尿病の管理:歯周病は糖尿病の管理を困難にすることが知られています。口内の健康を維持することで、血糖値の安定に寄与します。

妊娠中の健康:妊娠中の女性が歯周病を患うと、早産や低体重児出産のリスクが高まることがあります。定期的なメンテナンスにより、これらのリスクを管理します。

歯のメンテナンスの詳細な流れ

  1. 受付と健康状態の確認

患者さんがクリニックに到着後、まず受付で必要な書類を提出していただきます。この段階で健康アンケートに答えていただくこともあり、これには一般的な健康状態や、現在服用中の薬、アレルギーの有無などが含まれます。これにより、患者さんの全体的な健康状態を理解し、治療計画に必要な情報を収集します。

  1. 初診のカウンセリング

歯科医師または歯科衛生士が患者さんと初めて会ったとき、口内環境や治療の期待について話し合います。この時、患者さんの不安や疑問に答え、治療の目的とプロセスについて説明します。

  1. 口内の全体的な検査

口内検査では、歯科医師が歯と歯ぐきの状態を詳しくチェックします。特に注意するのは、歯垢の蓄積、歯石の存在、歯ぐきの腫れや出血、そして虫歯の有無です。必要に応じて、X線撮影を行うこともあります。

  1. プロフェッショナルクリーニング

歯科衛生士が行うプロフェッショナルクリーニングは、歯石除去とプラーク除去が中心です。スケーリングで歯石を取り除き、次にポリッシングで歯の表面を滑らかにし、着色を除去します。このプロセスは、歯周病の予防と口内の美化に非常に効果的です。

  1. 染め出しテスト

特定の染料を使用して、通常のブラッシングでは見逃されがちな歯垢を可視化します。このテストにより、患者さんが自宅でのオーラルケアを改善するための具体的なアドバイスを提供することができます。

  1. フッ素塗布

特に子供や虫歯が多い大人に対して、フッ素を塗布して歯のエナメル質を強化します。これにより、将来的な虫歯のリスクを減少させることができます。

 

まとめ

定期的な歯のメンテナンスは、単に口内を清潔に保つだけでなく、むし歯や歯周病を予防し、全身の健康を維持するためにも極めて重要です。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、浜田山おとなこども歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。本記事をお読みいただきありがとうございます。