みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山おとなこども歯科です。
お子さまの歯並びが気になり、「矯正を始めるタイミングはいつがいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?特に「一期矯正」という言葉を耳にしたことがあっても、具体的にどのような治療をするのか、またどんなメリットがあるのか、よく分からないという声をよく聞きます。
そこで今回は、小児矯正の「一期治療」について詳しく解説します。一期治療とはどのような治療なのか、どんな種類があるのか、またどのようなケースで行うべきなのかを分かりやすく説明していきます。
この記事を読むことで、以下のことが分かります。
✅ 小児矯正の一期治療とは?
✅ 一期治療と二期治療の違い
✅ 一期治療で使用される矯正装置の種類
✅ どんな場合に一期治療だけで完了するのか
✅ 保険適用の有無について
お子さまの歯並びが気になるご家族の方は、ぜひ最後までお読みください!
小児矯正の第一期治療とは?
小児矯正の第一期治療の目的
小児矯正の第一期治療(一期矯正)とは、主に 6~10歳頃 に行う矯正治療のことです。この時期は 乳歯と永久歯が混在する混合歯列期 であり、顎の成長をコントロールしながら歯並びを整えることが目的です。
第一期治療の主な目的は以下の通りです。
- 顎の成長をコントロールし、永久歯が正しく生えるスペースを確保する
- 噛み合わせのズレを早期に改善し、将来的な歯列矯正の負担を軽減する
- 口腔習癖(指しゃぶり、口呼吸、舌癖など)を改善し、正しい口腔機能を育てる
この時期に治療を行うことで、第二期治療が不要になる場合もあり、総合的な矯正費用や治療期間を短縮できる可能性があります。
第一期治療と第二期治療の違い
小児矯正は、大きく分けて 第一期治療(一期矯正) と 第二期治療(二期矯正) に分類されます。
第一期治療 | 第二期治療 | |
---|---|---|
開始時期 | 6~10歳(混合歯列期) | 12歳以降(永久歯が生え揃った後) |
治療目的 | 顎の成長を整え、永久歯が正しく生えるようにする | 歯並びや噛み合わせを最終的に仕上げる |
使用する装置 | 拡大床、急速拡大装置、プレオルソ、インビザライン・ファースト など | ブラケット矯正、インビザライン など |
治療期間 | 約1~3年 | 約2~3年 |
治療の負担 | 痛みが少なく、取り外し可能な装置が多い | 固定式の装置を使うため、歯の動きに伴う痛みがある |
第一期治療のメリット
- 顎の成長を利用できるため、自然な歯並びを作りやすい
- 永久歯の抜歯を回避できる可能性が高い
- 第二期治療が不要になる場合がある
- 口腔習癖を改善し、自然な成長を促す
第一期治療で使用する矯正装置の種類
拡大床
取り外し可能な装置で、顎の骨を広げることで永久歯が正しく生えるスペースを作ります。
急速拡大装置
上顎の骨を拡大するために使用する固定式の装置です。
プレオルソ
柔らかいマウスピース型の装置で、口腔筋機能の改善を促します。
インビザライン・ファースト
透明なマウスピース型の矯正装置で、目立ちにくく、痛みが少ないのが特徴です。
ヘッドギア
上顎の成長を抑制するために使用される装置です。
第一期治療のみで終わることはある?
第一期治療だけで十分と歯科医師が判断したとき
永久歯が適切に生え揃い、噛み合わせが整った場合、第二期治療が不要になることもあります。
第二期治療への移行が困難な事情があるとき
成長段階で矯正の継続が難しい場合、第一期治療のみで経過を観察するケースもあります。
さまざまな症例と1期治療の進め方
出っ歯(上顎前突)
上顎が前に出ている状態で、早期に矯正を始めることで改善しやすいです。
乱食い・デコボコ(叢生)
歯が重なって生えている状態で、顎を広げることでスペースを確保します。
受け口・しゃくれ(下顎前突・反対咬合)
下顎が前に出ている状態で、早期治療により改善できる可能性が高いです。
保険の適用について
矯正治療の費用や保険適用についても気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、小児矯正の第一期治療について詳しく解説しました。お子さまの歯並びは、早期の対応によって将来の矯正負担を軽減できます。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良