「浜田山おとなこども歯科のマイクロスコープ治療|保険が効かない理由と治療の高精度なメリット」|杉並区浜田山の歯医者|浜田山おとなこども歯科・矯正歯科

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「浜田山おとなこども歯科のマイクロスコープ治療|保険が効かない理由と治療の高精度なメリット」

みなさんこんにちは。

東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分の「浜田山おとなこども歯科」です。当院では、根管治療において精密な治療ができるマイクロスコープを導入していますが、「マイクロスコープを使った治療は保険が効くのか?」といったご質問を多くいただきます。

この記事では、「根管治療 保険適用」に関する疑問を解消し、マイクロスコープを用いた治療の保険適用の有無、メリット・デメリット、当院での根管治療への取り組みについて詳しく解説いたします。精密な根管治療を検討している方や、治療の費用について気になる方はぜひ最後までお読みください。

マイクロスコープ歯科治療の保険適用について

一般的に、根管治療は保険適用が可能ですが、マイクロスコープを使用した治療に関しては、日本の保険制度では保険適用外とされる場合がほとんどです。保険制度においては標準的な治療方法を基準としているため、マイクロスコープのような高度な機器を使用する治療は自由診療に分類されます。

また、保険適用の場合、診療で用いる機材や材料には制限があり、マイクロスコープを使用した高精度な治療には向かない場合もあります。そのため、マイクロスコープを使用する根管治療は、治療成功率を高めるための自由診療として提供されることが多いです。

マイクロスコープが保険適用にならない理由

マイクロスコープによる治療が保険適用外となる理由は、主に次の通りです。

  • 高額な設備投資: マイクロスコープは非常に高価で、導入には高額な費用がかかります。保険診療ではこうした高額な機器のコストをカバーすることが難しいため、保険適用が難しいとされています。
  • 技術的なハードル: マイクロスコープを使いこなすには高度な技術が求められ、歯科医師の訓練と経験が必要です。保険制度では標準的な治療法に基づくため、すべての歯科医が実施できる治療でなければ保険適用が難しいとされています。
  • 自由診療の基準: マイクロスコープを用いた治療は、自由診療に分類され、患者様に合わせた最適な治療が提供されるため、個別の料金設定がされます。このため、保険適用外とされるケースが多くなっています。

マイクロスコープとは

マイクロスコープは、歯科治療で特に精密さが求められる根管治療で使用される歯科用の顕微鏡です。歯の内部構造を詳細に観察するための高倍率の拡大鏡として活用されます。以下にその主な機能をご紹介します。

最大20倍まで拡大できる

通常の肉眼では見えない細かな部分まで観察できるため、感染部位の取り残しや治療の失敗を防ぐことができます。根管治療では、特に奥歯や複雑な歯根構造を持つ歯において治療の精度が上がります。

強力なライトで視野を確保できる

マイクロスコープには強力なLEDライトが内蔵されており、治療部位を鮮明に照らすことで、暗い根管内の視野を確保し、治療精度を高めます。これにより、肉眼では確認できないような小さな感染部位や破損部分も取り残すことなく治療が行えます。

治療の録画が可能

治療中の映像を記録できるため、治療前後の説明や、術後のアフターケアに関する情報提供にも役立ちます。また、録画した映像をもとに治療の進行状況をチェックできるため、患者様にも治療の内容や効果が分かりやすく伝えられ、信頼関係の構築にもつながります。

保険適用外でも歯科治療にマイクロスコープを使ったほうが良い3つの理由

マイクロスコープの治療は費用がかかるものの、以下のようなメリットがあります。

1. 治療の精度が高い

マイクロスコープを用いることで、細部まで正確に確認できるため、感染部分の取り残しを防ぎ、治療の成功率を高めます。特に、複雑な歯根の構造や奥深い位置にある感染部位に対しても効果的な処置が可能です。

2. 治療期間の短縮が期待できる

マイクロスコープにより治療の精度が高まることで、治療が1~2回で完了することが多く、通院回数を減らせる可能性があります。これは、患者様にとっての負担軽減にもつながります。

3. 被せ物や詰め物の適合性が高い

マイクロスコープによって治療部位を詳細に確認できるため、治療後に装着する被せ物や詰め物の適合性が向上します。これにより、治療後の違和感や二次感染のリスクが低減され、長期間快適に使用できます。

マイクロスコープのデメリット

マイクロスコープを使用する治療にはメリットが多いですが、デメリットもいくつか存在します。

普及率が低い

マイクロスコープはまだすべての歯科医院で普及しているわけではありません。導入コストが高く、また高度な技術が求められるため、マイクロスコープを使用している歯科医院は限られています。

治療に時間がかかる

マイクロスコープを用いることで治療精度は高まりますが、その分、治療にはより多くの時間を要します。特に精密さが求められる根管治療においては、1回の治療に時間がかかることもあるため、治療期間が長くなる場合があります。

マイクロスコープを保険診療で行わない歯科医もある

マイクロスコープを用いた治療は、自由診療で提供されることが多く、保険診療では行わない歯科医院も少なくありません。これは、保険制度の基準に適合していないためであり、こうした高度な治療を提供する医院は限られています。

当院での根管治療への取り組み

浜田山おとなこども歯科では、患者様により安全で精度の高い根管治療を提供するため、以下の技術を導入しています。

マイクロスコープを使用した治療

当院では、マイクロスコープを使用することで、根管治療の精度を大幅に高めています。これにより、根管内の細かい感染部分や破損部分を見逃すことなく、徹底した清掃と封鎖が可能です。これにより、再発や二次感染のリスクを大幅に低減しています。

ラバーダムを使用した治療

当院では、感染リスクを最小限に抑えるため、ラバーダムを用いて治療部位以外を隔離し、細菌や唾液の侵入を防いでいます。ラバーダムを使用することで、治療の清潔さと精度が向上し、成功率が高まります。

MTAセメントを使用した治療

MTAセメントは、根管治療後の封鎖に使用される高封鎖性の材料で、再感染を防ぐための重要な役割を果たします。当院では、MTAセメントを使用して治療を行い、治療効果の維持と長期的な安全性を確保しています。

まとめ

マイクロスコープを用いた根管治療は、保険適用外で費用がかかるものの、高精度で再発のリスクが低いなど多くのメリットが期待できます。浜田山おとなこども歯科では、マイクロスコープやラバーダム、MTAセメントといった最新技術を駆使し、患者様の安全と快適さを追求しています。精密な根管治療が必要な方や、保険診療と自由診療の違いを詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良