みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山にある歯医者、浜田山おとなこども歯科です。
「初期虫歯が見つかったけど、治療しないとダメなの?」「まだ痛みもないし、様子見でもいいのかな?」——このように、定期健診で虫歯を指摘されても治療の必要性に迷ってしまう方は少なくありません。
この記事では、「虫歯治療 初期 必要」というテーマで、初期虫歯の特徴や治療の必要性、予防方法について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、以下のようなことが分かります:
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初期虫歯とはどんな状態なのか
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初期虫歯を放置するとどうなるか
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削らないで治す方法の可能性と条件
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進行を止めるための予防法と生活習慣の改善
この記事は、「虫歯はあるけど削りたくない」「経過観察でも大丈夫?」と考えている方や、できるだけ自分の歯を長く残したいとお考えのご家族に向けて書かれています。ぜひ最後まで読んでみてください!
初期虫歯とは?治療した方がいいの?
初期虫歯は、まだエナメル質にしか及んでいないごく軽度な虫歯のことを指します。
初期虫歯とは
歯の表面のエナメル質が脱灰(カルシウムが溶け出す現象)している状態で、C0やC1という分類に該当します。まだ象牙質や神経までは到達していない段階です。
初期虫歯の見た目や症状
見た目は「白濁」や「白っぽいシミ」のような変化で、黒い穴はあいていません。痛みなどの自覚症状もほとんどありません。
初期虫歯は削らず治せる?
エナメル質内で留まっている初期虫歯は、適切なケアと予防処置によって進行を抑えられる可能性があります。フッ素塗布やブラッシングの改善で再石灰化が期待できるため、必ずしも「削る=正解」ではありません。
初期虫歯はどうやって見つける?
定期検診やレントゲンによって初めて見つかるケースが多いのが初期虫歯です。
初期虫歯の症状
歯の表面に白濁が見られたり、歯科医師が触診したときにややざらつきを感じる程度です。自覚症状がないため、セルフチェックでは見つけにくいのが特徴です。
大人の歯の虫歯の進行速度はどの位?
成人の場合、進行速度は比較的ゆっくりで数ヶ月〜数年単位で進行することが多く、日々の口腔ケア次第で抑えられます。
乳歯の虫歯の進行速度はどの位?
乳歯はエナメル質や象牙質が薄いため、進行が早く、数週間〜数ヶ月で神経まで達することもあります。特に3歳未満は注意が必要です。
初期虫歯の状態
初期虫歯は進行前の段階であり、以下のような特徴があります。
歯の内部のエナメル質が溶け出している状態
見た目は健全でも、目に見えないレベルでカルシウムが流出している状態です。これは脱灰と呼ばれます。
歯に穴はあいていない
歯に実際の穴(う窩)はあいていないため、詰め物を入れる必要はありません。
痛みはない
神経に到達していないので痛みや冷たいものへのしみる感じは基本的にありません。
歯の表面が白く濁っている
白濁は脱灰によってエナメル質が本来の透明感を失った証拠です。再石灰化の可能性が残っています。
変色は表層下脱灰によるもの
脱灰は表面ではなく、表面下のミネラルが溶け出すため、白く見えるのは内部の変化です。
虫歯を治療しないことを選択する理由
初期虫歯は“削らない選択”ができる数少ない段階です。以下のような理由で、経過観察が有効な場合もあります。
予防処置によって進行を止められる
フッ素塗布、ブラッシング指導、食習慣の見直しで再石灰化が可能です。
削った歯は虫歯のリスクが高くなる
一度削った部分は再度虫歯になりやすく、治療のたびにさらに削るというサイクルに陥りやすいです。
詰め物や被せ物は寿命が短い
保険のレジン充填で3〜5年、銀歯やセラミックでも10〜15年が目安とされ、再治療が必要になります。
削ると歯の寿命が縮まる
天然歯は一度削ると元には戻りません。削らない方が、歯の寿命を長く保てます。
初期虫歯を予防するには
予防こそが最大の治療です。初期虫歯で止めることができれば、将来的な大きな治療を防げます。
丁寧に歯磨きをする
フッ素入り歯磨き粉を用い、1日2回以上、時間をかけて磨くことが大切です。特に寝る前のブラッシングが重要です。
食べ物を長時間口に入れない
間食の頻度やだらだら食べを減らすことで、脱灰が進む時間を短くできます。
定期検診を受ける
3〜6ヶ月ごとの定期検診を受けることで、初期段階で虫歯を発見し、必要最小限のケアで済ませられます。
唾液の力を活かす
唾液は天然の再石灰化液。キシリトールガムを活用することで唾液分泌を促進できます。
フッ素を活用する
歯科医院での高濃度フッ素塗布は再石灰化を促進し、虫歯の抑制効果があります。
砂糖の摂取を控える
特に就寝前の糖分摂取は避けるべきです。代わりにキシリトールやシュガーレスのおやつを取り入れましょう。
まとめ
初期虫歯とは、まだエナメル質内にとどまっている脱灰状態の虫歯であり、痛みがなく穴もあいていないため、自覚症状がありません。しかし、油断して放置すると象牙質に達し、治療が必要な状態へと進行します。
初期虫歯の段階であれば、削らずに再石灰化を目指す選択が可能です。フッ素塗布やブラッシング、生活習慣の見直しなどで進行を止められることもあります。
一方で、予防ケアが不十分なままだと、目に見えない速度で確実に虫歯は進んでしまいます。だからこそ、定期的な歯科検診と正しい知識によるセルフケアが欠かせません。
大切なのは、虫歯の「早期発見・早期対応」です。ご自身やご家族の歯を守るために、「今」できることから始めてみてください。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良