【歯科医が解説】糖尿病でもインプラント治療は可能?リスクと対策を徹底解説!|浜田山おとなこども歯科|浜田山にある歯医者|浜田山おとなこども歯科・矯正歯科

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【歯科医が解説】糖尿病でもインプラント治療は可能?リスクと対策を徹底解説!|浜田山おとなこども歯科

みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある
浜田山にある歯医者、浜田山おとなこども歯科です。

「糖尿病でもインプラント治療ってできるの?」「治療中にトラブルが起こらないか心配…」
そんな不安をお持ちの方はいませんか?特に糖尿病と診断されている方にとって、インプラント治療を受けることができるかどうかは大きな関心事だと思います。

この記事では、「インプラント 糖尿病 リスク」に関する疑問を、わかりやすく・詳しく解説していきます。インプラント治療の基本から、糖尿病との関係、他の治療法との違い、リスクを回避するためのポイントまで、徹底的にご紹介します。

この記事を読めば、糖尿病とインプラント治療の正しい知識を得て、安心して治療を検討することができるようになります。

糖尿病を患っていてインプラント治療が可能か不安な方、歯を失って治療を考えている方、ご家族の治療について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!


インプラントとは?

インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工の歯根(チタン製のスクリュー)を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。天然の歯に近い見た目と機能を再現できるため、近年非常に人気があります。

差し歯と何が違うの?

差し歯は、歯根が残っている状態で、その上に人工の歯をかぶせる治療です。対してインプラントは、歯根ごと失った場合に行う治療であり、骨に直接埋め込む構造のため、安定性が高く、見た目も自然です。

インプラント治療を受けられる方

インプラント治療を受けるためには、一定の条件があります。全身の健康状態、特に糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある場合は慎重な判断が必要です。十分な顎の骨量や歯周病の有無も判断材料となります。


インプラントと他施術との違いについて

インプラントは他の治療法と比べて、どのような点が異なるのでしょうか?ここでは入れ歯やブリッジとの違いを解説します。

入れ歯とインプラントとの違い

失った歯を補う代表的な施術「入れ歯」

入れ歯は取り外しが可能で、比較的短期間で安価に作ることができますが、違和感やズレ、噛む力の低下などの問題があります。一方インプラントは、骨と一体化するため安定性が高く、しっかり噛めることが最大のメリットです。

ブリッジとインプラントの違い

失った歯を補う代表的な施術「ブリッジ」

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台にし、橋渡しのように人工歯を固定する治療法です。周囲の健康な歯に負担がかかりやすく、長期的にはその歯がダメになるリスクがあります。インプラントは周囲の歯を削らずに済むため、他の歯への影響が少ない点も魅力です。


インプラントのメリット・デメリットをより詳しく!

インプラントのメリットについて

  1. 天然歯に近い見た目と噛み心地を再現できる

  2. 周囲の歯を削らずに治療ができるため、口腔内全体の健康を守れる

  3. 食べ物をしっかり噛めるので消化器官にも良い影響を与える

  4. 適切にメインテナンスすれば10年以上の長期使用も可能

インプラントのデメリット

  1. 手術が必要であり、糖尿病などの全身疾患によっては注意が必要

  2. 費用が比較的高額で、保険適用外である場合が多い

  3. 治療期間が数ヶ月~1年かかるケースもある

  4. 術後のメインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などのリスクが高まる


インプラント治療の流れ

インプラント治療は、一度の通院で完了するものではありません。以下のように段階を踏んで行います。

カウンセリング

まずは患者の口腔状態や全身状態のヒアリングを行います。糖尿病の場合はHbA1cの数値や服薬状況なども確認されます。

検査・計画〜ご契約

CTやレントゲンを用いて骨の状態を確認し、治療計画を立てたうえで正式に契約を交わします。

一次OPE インプラント埋入

局所麻酔のもと、顎の骨にインプラントを埋め込みます。糖尿病の患者は感染リスクが高まるため、術後の管理が重要です。

抜糸・仮歯調整(処置後2週)

術後2週間程度で抜糸し、必要に応じて仮歯を入れます。口腔内の衛生管理を徹底します。

待機期間(約半年)

インプラントが骨と結合するまでの期間を待ちます。糖尿病の方は骨結合が遅れることがあるため、経過観察が欠かせません。

二次OPE アバットメント取付

土台となるアバットメントを装着します。違和感がないか確認します。

型取り

最終的な人工歯を作るために精密な型を取ります。

完成

人工歯を装着し、インプラント治療が完了します。


インプラントが自分に「合う・合わない」を見分けるコツ

治療の目的を最優先する

単に歯を補うだけでなく、「しっかり噛みたい」「見た目を良くしたい」など、目的を明確にすることで適切な治療が選べます。

インプラント以外の治療と比較検討する

糖尿病の進行度によっては、ブリッジや入れ歯の方がリスクを抑えられることもあります。

信頼できる歯科医師か確認する

糖尿病とインプラントの関係について知識が豊富で、経験のある医師に相談することが大切です。


インプラントに関するよくある質問

だれでもインプラント治療を受けられますか

全身の健康状態が安定していれば基本的に可能ですが、糖尿病や心疾患がある場合は、主治医と連携を取りながら慎重に進める必要があります。

インプラント治療に必要な検査は何ですか

口腔内のCT検査、パノラマX線、血液検査などを行います。糖尿病患者の場合は、HbA1c値の確認が特に重要です。

インプラントの費用はどの位になりますか

1本あたりの費用は30万円~50万円程度が一般的です。治療の範囲や材質、医院によって異なります。

メインテナンスはどのように行われますか

定期的なクリーニングと歯周ポケットのチェックを行います。糖尿病患者は歯周病リスクが高いため、より丁寧なケアが必要です。

インプラントはどれ位持ちますか

10年以上機能することも多く、20年以上問題なく使用できているケースもあります。定期メインテナンスが長持ちの秘訣です。

顎骨に十分な骨がないとインプラント治療はできないのでしょうか

骨が不足している場合は、骨造成やサイナスリフトといった処置を行うことでインプラントが可能になる場合もあります。


まとめ

糖尿病とインプラント治療は、一見するとリスクが高そうに思われがちですが、しっかりと血糖値をコントロールし、信頼できる歯科医院で治療を受ければ、多くの方が問題なくインプラントを受けています。

重要なのは、糖尿病の状態をきちんと把握し、治療に対して正しい知識を持つこと。インプラント治療は、見た目だけでなく機能性の回復にも大きく貢献してくれる治療法です。

「糖尿病だから無理」とあきらめる前に、まずは専門の歯科医院で相談してみてください。

浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良