こんにちは。
京王井の頭線 浜田山駅徒歩0分の「浜田山おとなこども歯科」院長の山口昌良です。
「歯磨きしてるのに虫歯になった…」
「ちゃんと歯ブラシしてるのに歯周病って言われた」
「プラークって、ただの汚れじゃないの?」
そんな風に感じたことはありませんか?
実は、歯の表面につく「プラーク(歯垢)」にはいくつか種類があり、見た目は同じでもリスクが大きく異なります。
この記事では、「プラークとは何か?」という基本から、「プラークの種類とその違い」「取り除くにはどうしたらいいか?」まで、徹底解説していきます。
そもそも「プラーク(歯垢)」ってなに?
プラークとは、細菌のかたまりのことです。
食べカスと思われがちですが、実際には以下のような成分でできています。
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約80%:水分
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約20%:細菌・代謝物・食物残渣・酵素など
1mgのプラークの中には、1億個以上の細菌がいるとも言われており、
この細菌たちが出す酸や毒素が虫歯や歯周病の原因になります。
🔍 プラークは白っぽくネバネバしていて、歯にしっかり付着しているのが特徴です。
うがいや軽く磨いただけでは取れません。
プラークの「2つの種類」
プラークには、大きく分けて以下の2種類があります。
① 歯肉縁上プラーク(しかくえんじょう)
歯と歯の間や、歯の表面につくプラークです。
目に見えやすく、歯ブラシやフロスで取り除くことができます。
主に虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌など)が多く含まれています。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 付着部位 | 歯の表面、歯と歯の間 |
| 関連疾患 | 虫歯、歯肉炎 |
| 除去方法 | ブラッシング・フロス・歯間ブラシ |
| 色 | 白っぽい、やや黄色 |
② 歯肉縁下プラーク(しかくえんか)
歯茎の中、歯周ポケットの中に潜んでいるプラークです。
目では見えず、家庭でのブラッシングでは取りきれません。
この中には、**歯周病を引き起こす強い毒素を出す嫌気性菌(レッドコンプレックスなど)**が多く含まれています。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 付着部位 | 歯周ポケットの中 |
| 関連疾患 | 歯周炎(中〜重度) |
| 除去方法 | 歯科医院でのスケーリングやSRP |
| 色 | 黒〜茶色(歯石化していることも) |
⚠️ 歯肉縁下プラークは、自覚症状が少ないまま進行し、歯を失う大きなリスクとなります。
「バイオフィルム」という第三のプラークの姿
プラークは単なる“汚れ”ではなく、実は**「バイオフィルム」**という形で存在しています。
バイオフィルムとは、細菌同士がネットワークのようにくっつき合い、歯の表面に“膜”を形成している状態です。
この膜により、細菌は外部の攻撃(歯磨き、うがい、薬など)から身を守ることができます。
🚫 だからこそ、普通のブラッシングだけでは完全には取り除けないのです。
プラークを放置するとどうなる?
1. 虫歯になる
プラーク中の細菌が食べ物の糖をエサにして「酸」を作り、
それがエナメル質や象牙質を溶かして虫歯になります。
2. 歯周病が進行する
縁下プラークに含まれる**レッドコンプレックス(P.g菌、T.f菌、T.d菌など)**が毒素を出し、
歯茎や骨にダメージを与え、歯を支える組織が壊れていきます。
3. 口臭が強くなる
プラーク中の嫌気性菌が、揮発性硫黄化合物(VSC)という悪臭ガスを出します。
口臭に悩む方の多くが、歯周ポケット内のプラーク蓄積が原因です。
4. 全身疾患のリスクも
近年では、歯周病菌が血流に乗って全身に悪影響を及ぼすことも分かってきています。
糖尿病、心疾患、脳梗塞、早産・低体重児出産などのリスクが上昇する可能性があります。
歯科医院で行う「プラーク除去」の方法
● スケーリング
超音波器具や専用の器具で、歯の表面や歯と歯の間のプラーク・歯石を除去します。
● ルートプレーニング(SRP)
歯茎の中(歯周ポケット)の縁下プラークを丁寧に掻き出し、根面を滑沢にして再付着を防ぎます。
● PMTC(プロによる機械的歯面清掃)
バイオフィルムを専用の器具で除去し、歯の表面をツルツルに仕上げて再付着を予防します。
見た目もキレイになり、爽快感・口臭予防にも効果的です。
浜田山おとなこども歯科では…
当院では、プラークのリスクを見える化する以下の方法を取り入れています。
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🔍 プラーク染め出し検査
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🦠 唾液検査(虫歯・歯周病リスクの確認)
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🧪 歯周病菌のDNA検査(PCR法)
また、**患者様一人ひとりに合わせたブラッシング指導(TBI)**や、
**メンテナンスコース(3ヶ月おきのPMTC)**もご用意しています。
患者さまの声(実例)
💬「毎回磨いているのに、なぜか歯茎から出血していたんです。プラークの種類を教えてもらって、縁下の汚れは自分では取れないことに納得しました。今では定期クリーニングが楽しみになりました!」(40代女性)
まとめ|見えないプラークこそ、見過ごさないで
「プラーク=ただの汚れ」ではなく、あなたのお口の健康を脅かす“細菌の巣”です。
しかもその種類によって、虫歯・歯周病・口臭・全身疾患まで引き起こす力を持っているのです。
家庭でのケアも大切ですが、取りきれない“見えないプラーク”を落とすためには、歯科医院での専門的なケアが不可欠です。
ぜひ、「磨いているつもり」から「きれいに保てている状態」へ。
浜田山おとなこども歯科と一緒に、お口の健康を守りましょう。
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医療法人社団名月会 浜田山おとなこども歯科
院長:山口 昌良