みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山にある歯医者、浜田山おとなこども歯科です。
「虫歯が治らない…」「詰め物がよく外れる」「最近、歯がしみる」
その原因、もしかすると“歯ぎしり(ブラキシズム)”かもしれません。
虫歯と歯ぎしりは一見無関係に見えますが、実は知らないうちにお互いに影響し合っています。
この記事では、ブラキシズムと虫歯の関係、そしてその予防・対策についてわかりやすく解説します。
【1. ブラキシズムとは?】
まず、簡単におさらいです。
ブラキシズムとは、歯ぎしりや食いしばりなどの無意識のクセのこと。
多くは寝ている間に起こるため、自分では気づきにくいのが特徴です。
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グラインディング(ギリギリ歯をこする)
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クレンチング(ギューッと食いしばる)
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タッピング(歯をカチカチ鳴らす)
これらの行為は、歯やあごに大きな負担を与えてしまいます。
【2. 虫歯とブラキシズムの関係とは?】
✔ 虫歯の詰め物が壊れやすくなる
歯ぎしりの強い力が、詰め物や被せ物をガタつかせたり、割ったり、外れやすくします。
→ そこから**すき間に菌が侵入し、二次虫歯(再虫歯)**が起きるリスクが上がります。
✔ 歯のヒビから虫歯が進行することも
ブラキシズムで強く食いしばることで、歯にミクロなヒビが入ることがあります。
→ そのヒビから虫歯菌が入り込み、内部で虫歯が進行してしまうこともあります。
✔ 歯ぐきへの圧力で歯周病も悪化 → 虫歯リスク増
強い力が歯ぐきを押し下げ、歯周病を悪化させると、歯根(歯の根元)が露出します。
→ 根元は虫歯に弱いため、**根面う蝕(こんめんうしょく)**と呼ばれる虫歯になりやすくなります。
【3. ブラキシズムを放置すると虫歯が治りにくくなる理由】
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割れた詰め物を何度も再治療する必要がある
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歯にヒビが入っていると、治療中の虫歯が再発しやすい
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咬む力が強すぎると、治療した歯がしみやすくなったり、割れて神経まで進むことも…
つまり、ブラキシズムを改善しない限り、虫歯治療の成功率が下がるのです。
【4. どちらも予防・治療するのが大事!】
🦷 虫歯治療は「再発させないこと」がカギ
虫歯を治すだけでなく、「なぜ虫歯になったか」「なぜ詰め物が外れたのか」まで考えることが大切です。
💤 歯ぎしり・くいしばりにはナイトガード(マウスピース)
寝ている間の力をやわらげ、歯を守ります。再発防止にも効果的です。
💉 咬筋ボツリヌストキシン治療(ボトックス)
力が強い人には、筋肉をリラックスさせる治療も効果的です。
【5. ブラキシズムのセルフチェック】
以下の項目に当てはまる場合は要注意です。
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朝起きたときにあごがだるい・痛い
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歯がすり減っている気がする
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詰め物や被せ物がよく取れる
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肩こり・頭痛が多い
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就寝中に「歯ぎしりしてるよ」と言われたことがある
1つでも当てはまれば、一度歯科で相談してみましょう。
【まとめ】
虫歯とブラキシズム、一見別々の問題に見えて、実はとても深い関係があります。
歯ぎしりや食いしばりがあると、せっかく治した虫歯がまた再発したり、歯そのものが壊れてしまうことも。
虫歯を治療すると同時に、その原因となる“クセ”を見直すことが、健康な歯を守る近道です。
「何度も虫歯が再発する…」
「詰め物がすぐ取れてしまう…」
浜田山おとなこども歯科ではでは、ブラキシズムの診断と対策に力を入れています。また24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/2545f63366dc1dbcdcc92efdad0b0a67/reservations
監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良