みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山にある歯医者、浜田山おとなこども歯科です。
「最近、歯がすり減ってきた気がする」
「朝起きたらあごが疲れている…」
そんなとき、疑いたいのが**“ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)”**です。
でも、どうして無意識にそんなクセが出るのでしょうか?
この記事では、ブラキシズムの代表的な原因・きっかけ・悪化要因について、やさしく解説します。
【1. ブラキシズムとは?】
ブラキシズムとは、睡眠中や集中しているときなどに無意識に行う「歯ぎしり」「食いしばり」のこと。
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グラインディング:歯をギリギリとすり合わせる
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クレンチング:ギュッと強くかみしめる
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タッピング:上下の歯をカチカチ鳴らす
自覚がない人も多く、気づかないまま歯やあごに大きな負担をかけてしまいます。
【2. ブラキシズムの主な原因】
✅ 1)ストレス・緊張・心理的負担
もっとも代表的な原因が精神的ストレスです。
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仕事や学校、人間関係などのプレッシャー
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日中の我慢や怒りの抑圧
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不安や焦りを感じやすい性格傾向(真面目・完璧主義 など)
ストレスがたまると、自律神経が乱れ、睡眠中に無意識のくいしばりや歯ぎしりが出やすくなります。
✅ 2)睡眠の質の低下
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夜中に何度も目が覚める
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寝つきが悪い・眠りが浅い
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睡眠時無呼吸症候群 など
眠りが浅いとき(レム睡眠)に歯ぎしりは起こりやすいため、睡眠トラブルも大きな要因になります。
✅ 3)かみ合わせや歯並びのバランス
上下の歯のかみ合わせが悪いと、歯が当たりやすい部位に負担が集中しやすくなります。
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詰め物・被せ物が高すぎる
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親知らずの影響でかみ合わせがズレている
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歯列矯正後の安定が不十分
→ この状態が長く続くと、歯や顎の“補正反応”として歯ぎしりが起こることがあります。
✅ 4)日中の習慣・姿勢
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パソコン作業やスマホ操作中の前傾姿勢
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集中するときにグッと力が入るクセ
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長時間の運転や筋トレ中の無意識の食いしばり
→ このような生活習慣は**「日中ブラキシズム(日中のくいしばり)」**を招き、慢性的なあごの疲れや歯のすり減りにつながります。
✅ 5)遺伝・体質的要因
一部では、ブラキシズムに遺伝的な傾向があるとも言われています。
また、筋肉の付き方・骨格・顎の構造によっても、力がかかりやすい人とかかりにくい人が存在します。
【3. 複数の原因が重なっていることが多い】
ブラキシズムの原因は**「これだけ」ではないのが難しいところ。
多くの場合、以下のようにいくつかの要素が重なって発症・悪化**しています。
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「ストレス+かみ合わせのズレ」
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「睡眠不足+日中の姿勢の悪さ」
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「遺伝+緊張しやすい性格」 など
【4. 原因を減らすための対策】
原因カテゴリ | 主な対策例 |
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ストレス | 就寝前のリラックス(入浴・深呼吸)/カウンセリング/運動習慣 |
睡眠 | 寝室環境の改善/スマホの使用制限/無呼吸の検査 |
咬合 | 歯科でのかみ合わせチェック/詰め物の調整/矯正治療 |
日中のクセ | 姿勢改善/「歯を離す意識」の習慣化/リマインダー活用 |
筋肉の緊張 | 咬筋マッサージ/ナイトガードの使用/ボトックス治療(自由診療) |
【5. 歯科医院でのチェックとサポート】
ブラキシズムが疑われる場合、当院では以下のようなサポートを行っています。
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歯のすり減り・ヒビ・顎関節の状態をチェック
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咬み合わせの診断
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マウスピース(ナイトガード)の作製
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必要に応じて生活習慣のアドバイスや専門治療のご案内
【まとめ】
ブラキシズムの原因は一つではなく、ストレス・睡眠・噛み合わせ・生活習慣などが複雑に関係しています。
「なんとなくあごが疲れる」「歯が削れてきた気がする」
そんな小さなサインが、実は大きなトラブルの前ぶれかもしれません。
気になる方は、早めに歯科でチェックを受けて、原因に合わせた対策を始めていきましょう。
📅 ご相談・ご予約はこちら
当院では、ブラキシズムの原因分析と予防・ケアに力を入れています。
お口と睡眠の健康を守るために、お気軽にご相談ください。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/2545f63366dc1dbcdcc92efdad0b0a67/reservations
監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良