東京都杉並区浜田山京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山にある歯医者、浜田山おとなこども歯科です。
夜、眠っている間に「ギリギリ…」と歯ぎしりをしていたり、日中ふとした時に「ぐっと」奥歯に力を入れていませんか?
そんな無意識の習慣が、実は歯やあごに大きな負担をかけていること、ご存知でしょうか。
今回は、「ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)」について、歯科医の目線からわかりやすくご紹介します。
そもそもブラキシズムってなに?
ブラキシズムとは、睡眠中や日中に無意識で行ってしまう「歯ぎしり」や「食いしばり」のことを指します。
大きく分けると以下の3タイプがあります:
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グラインディング:上下の歯を強くこすり合わせる(歯ぎしり)
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クレンチング:ギューッと強くかみしめる(食いしばり)
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タッピング:歯をカチカチ鳴らす(歯の打ち鳴らし)
これらは自分では気づきにくく、特に睡眠中のブラキシズムは家族に指摘されて初めて知る方も多いです。
放っておくとどうなるの?
「たかが歯ぎしり」と思っていませんか?
実は、放置するとさまざまなトラブルにつながることがあります。
❗ 代表的な影響
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歯がすり減って短くなる
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詰め物や被せ物が取れやすくなる
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歯が欠ける・ヒビが入る
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顎関節症(あごの痛み・音・開けにくさ)
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知覚過敏や歯の根のダメージ
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肩こり・頭痛・首の疲れ
特に、睡眠中の食いしばりは、自分の体重ほどの力が歯にかかっているともいわれており、長年放置してしまうと歯がボロボロになってしまうことも…。
歯科医院ではどうやってわかるの?
歯科では、以下のような方法でブラキシズムの兆候をチェックします:
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歯のすり減り具合(咬耗)を確認
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歯ぐきの状態や詰め物の破損状況を観察
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顎の動きや筋肉の緊張をチェック
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必要に応じて筋電計や咬合検査も
さらに、問診で「朝起きたときに顎が疲れているか?」「肩こりが続いているか?」といった症状も伺います。
治療や対策ってどんなことをするの?
ブラキシズムの治療や対策は、症状や生活スタイルに応じてさまざまです。
🦷 マウスピース(ナイトガード)
歯ぎしりの力を和らげるため、就寝時に透明なマウスピースを装着します。
歯や顎を守る大切な役割を果たします。
💉 ボツリヌストキシン治療(咬筋ボトックス)
食いしばりが強い方には、咬む筋肉にボツリヌストキシンを注射し、力をやわらげる治療もあります。見た目のフェイスラインがシャープになることもあります。
🪥 噛み合わせ調整
歯のかみ合わせに問題がある場合、調整することで歯への負担を減らすことができます。
🌿 生活習慣の見直し
ストレスや姿勢、スマホを見る時の顎の位置なども関係している場合があります。
リラックスできる時間や睡眠環境の改善も、症状を和らげる一助になります。
自分でできるセルフケアは?
簡単にできるセルフケアもいくつかあります。
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顎の筋肉をやさしくマッサージ
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「今、くいしばってないかな?」と気づく習慣をつける
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ストレスをためすぎない(深呼吸やリラックスタイムを意識)
小さな習慣の積み重ねが、歯と顎の健康を守ることにつながります。
まとめ:気づかないうちに歯が壊れているかも?
ブラキシズムは、自分では気づきにくい“静かな破壊者”です。
だからこそ、少しでも「もしかして?」と思ったら、歯科でチェックを受けてみてください。
早めの対策で、歯もあごもずっと健康に保つことができますよ。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良