みなさんこんにちは。
東京都杉並区浜田山、京王井の頭線 浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分の場所にある 浜田山おとなこども歯科 です。
最近、歯科医院で 「歯周ポケットが深くなっていますね」 と言われたことはありませんか?
また、「歯ぐきが腫れている」「歯ブラシの際に出血する」「朝起きると口の中がネバネバする」 などの症状に心当たりはないでしょうか?
これらの症状は 歯周病 のサインかもしれません。特に 歯周ポケット は歯周病の進行を示す重要な指標であり、放置すると 歯を失うリスク も高まります。
本記事では、
- 歯周病とは何か?
- 歯周ポケットが深くなる原因
- 歯周病の進行過程と全身への影響
- 歯周ポケットの深さの目安
- 30代の歯周ポケットの平均
- 歯周ポケットが4mmになった場合の治療法
などを詳しく解説していきます。
「歯周病って怖いけど、どうしたらいいの?」と不安を感じている方や、「歯周ポケットの深さを正常に戻したい!」と考えている方は、ぜひ最後までお読みください!
1. 歯周病とは?歯周ポケットとの関係
歯周病は歯周ポケットから進行する病気
歯周病とは 歯を支える歯ぐきや骨が破壊されていく病気 です。初期段階では自覚症状が少なく、知らないうちに進行してしまうため、「沈黙の病気」とも呼ばれています。
この歯周病の進行に大きく関わっているのが 歯周ポケット です。歯と歯ぐきの境目には小さなくぼみ(歯周ポケット)があり、健康な人でも 1~2mm程度 の深さがあります。
しかし、歯周病が進行するとこのポケットが 3mm、4mm、さらには6mm以上 に深くなってしまいます。
歯肉炎は歯周病の初期段階!痛みがなくても要注意
歯周病は 「歯肉炎」→「歯周炎」 という順に進行していきます。
- 歯肉炎(初期段階) …歯ぐきが赤く腫れるが、まだ歯を支える骨には影響なし。
- 歯周炎(中期~重度) …歯を支える骨が破壊され、歯がぐらついたり、最終的に抜ける可能性あり。
痛みを感じにくいため、気づいたときには進行していることが多い ので、定期的なチェックが重要です。
2. 歯周病の進行過程
歯周病は 段階的に進行 していきます。
① 健康な歯ぐき(歯周ポケット1~2mm)
- 歯ぐきはピンク色で引き締まっている
- 歯周ポケットは1~2mmと浅い
- 出血なし
② 歯肉炎(歯周ポケット3mm)
- 歯ぐきが赤く腫れる
- 歯磨きのときに出血することがある
- まだ歯を支える骨には影響なし
③ 軽度歯周炎(歯周ポケット4mm)
- 歯ぐきの炎症が進行し、歯を支える骨が少しずつ溶け始める
- 口臭が気になることがある
- 歯ブラシで出血しやすくなる
④ 中等度歯周炎(歯周ポケット5~6mm)
- 歯ぐきが下がる
- 歯が少しぐらつく
- 骨の破壊が進み、歯の寿命が短くなる
⑤ 重度歯周炎(歯周ポケット7mm以上)
- 歯ぐきが大きく後退し、歯の根が見えてくる
- 強い口臭がある
- 歯が抜け落ちる可能性が高い
3. 歯周病が全身に及ぼす影響
歯周病は口の中だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす ことが分かっています。
歯周病と心臓疾患・脳血管疾患
- 歯周病菌が血管に入り込むと、動脈硬化が進みやすくなります。
- これが原因で 狭心症・心筋梗塞、脳梗塞 などのリスクが高まります。
4. 歯周ポケットの深さの目安
歯周ポケットの深さは、歯周病の進行度を知る重要な指標 です。
歯周ポケットの深さ | 状態 |
---|---|
1~2mm | 健康な状態 |
3mm | 軽度の歯肉炎 |
4mm | 軽度の歯周炎(要治療) |
5mm以上 | 中等度~重度歯周炎 |
5. 30代で歯周ポケット4mmは異常?正常?
一般的に、30代の健康な人の歯周ポケットは 1~3mm程度 です。
しかし、4mm以上ある場合は歯周病の初期段階 であり、注意が必要です。
6. 4mmになった歯周ポケットの治療法
歯周基本治療
- クリーニング(PMTC)
- スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
- ブラッシング指導
歯科医院での定期的なケアと、毎日のセルフケアが重要 です。
7. まとめ
本記事では 歯周病と歯周ポケットの関係、進行過程、治療法 について詳しく解説しました。
歯周ポケットが4mm以上になっている方は、早めの治療が必要 です。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良