皆さんこんにちは。東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分の場所にある浜田山おとなこども歯科です。
この記事では、歯磨き中に出血があり、歯周病かどうか気になる方に向けて、歯周病の自覚症状について詳しく解説します。ご家族の中で同じような症状をお持ちの方も、ぜひ最後までお読みください。
歯周病とは
歯周病は、歯を支える組織である歯周組織に炎症が起こる病気です。初期段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多いです。放置すると歯を失う原因にもなり得るため、早期発見と適切な治療が重要です。
歯周病の原因
歯周病の主な原因は、歯と歯茎の間に溜まるプラーク(歯垢)です。プラークは細菌の塊であり、適切な歯磨きやデンタルケアを怠ると蓄積し、歯茎に炎症を引き起こします。また、喫煙や糖尿病、ストレスなども歯周病のリスクを高める要因とされています。
歯周病になりやすい人の特徴
-
不十分な口腔ケア:歯磨きが不十分であったり、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しない人は、プラークが溜まりやすく、歯周病のリスクが高まります。
-
喫煙者:タバコに含まれる有害物質は、歯茎の血流を悪化させ、免疫力を低下させるため、歯周病の進行を早めます。
-
糖尿病患者:高血糖状態が続くと、体の免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。そのため、糖尿病患者は歯周病のリスクが高まります。
-
ストレスが多い人:ストレスは免疫力を低下させ、体の抵抗力を弱めます。その結果、歯周病にかかりやすくなります。
歯周病の初期症状
歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、見逃されがちです。しかし、以下のような症状が現れた場合は、早めに歯科医師に相談することをおすすめします。
-
歯茎が赤く腫れる:健康な歯茎はピンク色で引き締まっていますが、炎症が起こると赤く腫れます。
-
歯茎から出血する:歯磨きや食事中に歯茎から出血する場合、歯周病の可能性があります。
-
強い口臭が発生する:プラーク中の細菌が増殖すると、口臭の原因となります。
-
食べかすが多くなる:歯と歯茎の間に隙間ができ、食べかすが溜まりやすくなります。
-
口内がネバネバする:唾液の分泌が減少し、口内が乾燥してネバつくことがあります。
【段階別】歯周病の進行度による症状の違い
-
健康的な歯:歯茎はピンク色で引き締まっており、出血や腫れはありません。
-
歯肉炎の初期段階:歯茎が赤く腫れ、歯磨き時に出血することがあります。この段階では、適切な口腔ケアで回復可能です。
-
軽度の歯周炎:歯茎の腫れや出血が続き、歯と歯茎の間にポケット(歯周ポケット)が形成されます。口臭も強くなります。
-
中程度の歯周炎:歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨が徐々に破壊されます。歯がぐらつくこともあります。
-
重度の歯周炎:骨の破壊が進行し、歯が著しくぐらつき、最終的には抜け落ちることもあります。
進行した歯周病を放置するリスク
-
食事がしにくくなる:歯茎の痛みや歯のぐらつきにより、食事が困難になります。
-
強い口臭に悩まされる:歯周病が進行すると、口臭がさらに悪化します。
-
歯が抜ける:歯を支える骨が溶けることで、最終的に歯が抜け落ちます。
-
全身の病気を引き起こす:歯周病は糖尿病や心疾患などの全身疾患とも関連があるため、放置すると健康に悪影響を及ぼします。
歯周病の症状に関してよくある質問
Q. 歯周病に痛みはありますか? A. 初期の段階では痛みが少ないことが多いですが、進行すると歯茎が腫れて痛みを伴うことがあります。
Q. 初期症状にはどんなものがありますか? A. 歯茎の腫れや出血、口臭などが挙げられます。
Q. 歯周病は歯磨きで治せますか? A. 初期の歯肉炎であれば、適切な歯磨きや歯科医院でのクリーニングで改善可能ですが、進行した場合は専門的な治療が必要です。
Q. 歯周病と発熱に関係はありますか? A. 重度の歯周病が進行すると、細菌が血流に入り、発熱を引き起こすことがあります。
まとめ
歯周病は初期のうちは自覚症状が少なく、気づかないうちに進行する病気です。しかし、歯茎の腫れや出血、口臭などのサインに注意し、早めの対応を心がけることが大切です。適切な口腔ケアを行い、定期的に歯科医院で検診を受けることで、歯周病の進行を防ぐことができます。
浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
監修者:医療法人名月会理事長 山口昌良