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矯正のボタンフック(リンガルボタン)完全ガイド|種類・装着期間・トラブル対策

みなさんこんにちは。

東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分の場所にある浜田山おとなこども歯科です。

現在矯正治療を進めている方の中には、「ボタンフック(リンガルボタン)」という言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。しかし、

  • ボタンフック(リンガルボタン)とは何か?
  • どのような役割があり、なぜ必要なのか?
  • いつまで装着するのか?
  • 装着中に気をつけるべきことは何か?

このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

矯正治療は長期間にわたるため、途中で装置や治療法が変わることもあります。特にボタンフック(リンガルボタン)は矯正治療の一環として使用される補助装置であり、正しく理解し活用することが大切です。

この記事では、ボタンフック(リンガルボタン)の種類や役割、使用期間、トラブル時の対処法について詳しく解説します。現在矯正治療を受けている方、またはこれから矯正を始めようと考えている方は、ぜひ最後までお読みください!


1. 歯列矯正で使用する「リンガルボタン」ってなに?

1-1. リンガルボタンとは?基本的な役割と特徴

リンガルボタンとは、歯の表面に接着する小さな突起状の装置であり、矯正治療の補助装置の一つです。一般的に直径2〜4mmほどのサイズで、金属製や透明なプラスチック製のものがあります。

特に**インビザライン(マウスピース矯正)**では、ワイヤー矯正のようなブラケットやフックがないため、顎間ゴムを引っかけるための装置として使用されます。また、ワイヤー矯正でも歯の動きを補助する目的で使用されることがあります。


1-2. 様々な矯正方法で利用される補助装置

リンガルボタンは、インビザライン矯正だけでなく、ワイヤー矯正でも活用されます。

  • マウスピース矯正(インビザライン)

    • 顎間ゴムを引っかけるフックとして利用
    • ゴムの力を利用して歯を前後・左右に動かす
    • 歯の傾きや捻転を修正する
  • ワイヤー矯正

    • ワイヤーの力を補助し、効率よく歯を動かす
    • 顎間ゴムを利用する際に追加装置として使用

1-3. リンガルボタンの具体的な用途

リンガルボタンは、以下のような目的で使用されます。

① 狭いスペースの一時的な矯正装置として利用

歯列のスペースが狭く、ワイヤーや通常のブラケットが付けにくい部分に設置し、歯を正しい方向に動かすサポートをします。

② 歯茎から歯を引き出すため

埋伏歯(歯茎の中に埋もれている歯)を引っ張り出すために使用されます。特に、小臼歯や犬歯が生えてこない場合に有効です。

③ 歯の捻転(ねじれ)を治すため

歯がねじれて生えている場合、ボタンフックと顎間ゴムを併用することで、歯の向きを正しく調整できます。

④ 顎間ゴムを引っかけるため

マウスピース矯正ではブラケットがないため、リンガルボタンを装着して顎間ゴムを固定します。顎間ゴムを利用することで、噛み合わせの調整が可能になります。


2. リンガルボタンの種類

2-1. 金属製リンガルボタン

  • 耐久性が高く、壊れにくい
  • 小さく、目立ちにくい
  • 矯正治療の一般的な装置として使用される

2-2. クリアボタン

  • 透明な素材でできており、目立ちにくい
  • 金属アレルギーの心配が少ない
  • 美観を重視する方におすすめ

2-3. フック付リンガルボタン(キャプリンフック)

  • 顎間ゴムをかけるための専用フック付き
  • 強度が高く、ゴムをかけやすい形状
  • 中度〜重度の矯正治療に使用される

3. リンガルボタンを付けて顎間ゴムを掛ける目的

3-1. 上あごの歯を後方に動かす

顎間ゴムとリンガルボタンを組み合わせることで、上顎の歯を後方に移動させることができます。

3-2. 歯を垂直に動かす

歯を適切な方向へ動かすために、リンガルボタンと顎間ゴムを利用することがあります。

3-3. 噛み合わせのズレを改善する

上下の歯の噛み合わせを調整するため、顎間ゴムを利用して歯の移動を促します。


4. いつからいつまで?リンガルボタンの使用期間とタイミング

4-1. 矯正治療の各段階における役割

リンガルボタンは、矯正治療の進行に応じて装着されるため、治療の段階によって役割が異なります。

4-2. 平均的な使用期間

一般的に、数ヶ月〜1年程度使用されますが、症例によって異なります。


5. 要注意!リンガルボタン使用時のトラブルと対処法

5-1. 装着初期の違和感や痛みへの対処方法

  • 最初の数日は違和感を感じることが多い
  • 痛みが強い場合は、ワックスを使用して緩和

5-2. 日常生活での注意点(食事・歯磨きなど)

  • 硬い食べ物を避ける
  • 食後はしっかり歯磨きをする
  • フロスを活用する

6. まとめ

矯正治療において、ボタンフック(リンガルボタン)は重要な補助装置です。正しく使用し、適切なケアを行いましょう。

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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良