矯正後の後戻りはなぜ起きる?その原因と解決法をわかりやすく解説|杉並区浜田山の歯医者|浜田山おとなこども歯科・矯正歯科

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矯正後の後戻りはなぜ起きる?その原因と解決法をわかりやすく解説

みなさんこんにちは

東京都杉並区浜田山、京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山おとなこども歯科です。

この記事では、矯正治療後に多くの方が悩む「後戻り」について、詳しく解説します。せっかく時間と費用をかけて矯正治療を行ったのに、歯並びが元に戻ってしまったらショックですよね。実は、矯正治療後の「後戻り」は、多くの人が経験するリスクの一つです。

この記事では、以下のポイントを徹底的に解説します。

  1. 後戻りとはどのような現象なのか?
  2. なぜ後戻りが起きるのか、その原因を4つに分けて説明。
  3. 後戻りを防ぐためにできる対策とリテーナーの正しい使用方法。
  4. すでに後戻りが発生してしまった場合の対処法。

この記事を読めば、矯正治療後の後戻りを防ぐために必要な知識と、もし後戻りが起きてしまった場合の対処方法がわかります。これから矯正を始めようとしている方や、治療後のアフターケアに不安を感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!


矯正治療後に歯並びが戻ってしまう「後戻り」とは?

矯正治療後に、整えた歯並びが元の状態に近づいてしまう現象を「後戻り」と呼びます。この現象は、矯正装置を外した直後から始まることもあれば、数年後に少しずつ歯が動き始めることもあります。

後戻りが発生する原因は多岐にわたり、保定期間中のリテーナー(保定装置)の使用不足、生活習慣、歯や顎の成長などが影響します。また、治療後のメンテナンスを怠ると、せっかく整えた歯並びが崩れるだけでなく、噛み合わせが悪化するなど、機能面にも支障をきたすことがあります。

後戻りがもたらす影響

  • 見た目の問題:歯並びが乱れることで、見た目が気になり自信を失う原因になります。
  • 噛み合わせの不調:歯の位置が変わると、咀嚼機能が低下し、消化器官への負担が増える可能性があります。
  • 歯周病のリスク増加:歯並びが悪いと歯磨きが難しくなり、プラークや歯石が溜まりやすくなります。

このような問題を避けるためには、後戻りがなぜ起こるのかを理解し、適切な対策を取ることが重要です。


歯並びが後戻りしてしまう4つの原因

後戻りの原因は主に以下の4つに分類されます。それぞれを詳しく見ていきましょう。

1. 保定期間が不十分

矯正治療では、歯を新しい位置に移動させるだけでなく、その位置に安定させるための「保定」も重要なプロセスです。保定期間中に使用するリテーナーは、歯を支える骨や組織が新しい位置に馴染むまでのサポートを行います。

  • 保定期間中の注意点

    • 矯正終了後最初の6ヶ月〜1年は、22時間以上はリテーナーを装着することが推奨されます(食事や歯磨き時を除く)。
    • 保定期間が短いと、歯は矯正治療前の位置に戻ろうとする力が働きます。
  • ケーススタディ
    例えば、矯正終了直後にリテーナーを装着しなかったAさんは、数ヶ月後に前歯の隙間が再び開き始め、再度治療が必要になりました。このような事態を防ぐためには、リテーナーを正しく装着し続けることが重要です。

2. 生活習慣

日常生活の中での癖や習慣が、後戻りの原因になることがあります。

  • 頬杖や横向き寝:これらの癖は、歯に持続的な外力をかけ、歯列を乱す原因になります。
  • 舌の癖:舌で歯を押す癖がある場合、特に前歯が後戻りしやすくなります。
  • ストレスによる歯ぎしり:歯ぎしりや食いしばりは、歯に過剰な力を加え、位置を変化させる原因になります。

3. 歯周病

矯正治療後の歯周病は、歯を支える骨や組織を弱くするため、歯が動きやすくなります。歯周病のリスクは、適切な歯磨きや定期的なクリーニングで軽減できます。

4. 成長による変化

特に10代や20代で矯正治療を受けた場合、骨や歯の成長によって歯並びが変化する可能性があります。顎の成長が終わるまで、保定期間を延長することが必要な場合もあります。


矯正後の後戻りは注意すれば防げる!

後戻りを防ぐためには、矯正終了後も計画的なケアが必要です。ここでは、後戻りを防ぐための具体的な対策を解説します。

リテーナーの正しい装着

  • リテーナーの種類

    • 取り外し可能なもの(プレート型)
    • 固定式リテーナー(歯の裏側にワイヤーを装着)
  • リテーナーの使用頻度

    • 最初の6ヶ月〜1年は、1日22時間以上の装着が推奨されます。
    • その後は夜間のみの装着に移行する場合もあります。

生活習慣の見直し

  • 頬杖や横向き寝を避ける。
  • 舌の位置を正しく保つための口腔筋トレーニングを実施。
  • 歯ぎしり防止のためのマウスピースを活用。

親知らずの管理

親知らずの生え方や位置が歯列に影響を与える場合があります。親知らずが原因で歯が動くリスクを防ぐため、定期的に歯科医師のチェックを受けることが大切です。


まとめ

この記事では、矯正治療後の「後戻り」の原因とその防止策について詳しく解説しました。後戻りを防ぐためには、リテーナーの適切な使用、生活習慣の改善、定期的なメンテナンスが不可欠です。また、すでに後戻りが発生してしまった場合でも、早めに対応することで再治療を最小限に抑えることが可能です。

浜田山おとなこども歯科では、矯正治療後の保定や後戻り防止のアドバイスも丁寧に行っています。24時間WEB予約も可能ですので、気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。

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監修者:医療法人社団名月会理事長 山口昌良