痛みに弱いので治療が怖いのですが、なんとかする方法はありますか? blog

2015.09.22

歯医者さん=痛い、というイメージが定着しているので、歯医者に行くのは嫌だと思われるのも無理はありません。
しかし、歯医者さんに行けば必ず痛みがあるわけではありません。

1.痛くなる前に行く

痛くなってから歯医者さんに行く場合、神経に菌が到達してしまっていて、治療も大がかりになります。
まずは、痛くなる前に歯医者さんに行くようにするだけでも、痛くない治療を受けることができます。

痛くなるまで放置するのではなく、まだ麻酔などもいらない簡単な治療で済む段階で歯医者さんに行っておけば、麻酔も必要ない簡単な治療で終えることができます。
何も症状がないうちに行く、ということですので定期的な検診が大切です。

検診を受けると3つのメリットがあります。
1つは痛くなる前に虫歯を見つけ痛くない治療を受けられるということです。
2つ目は虫歯を予防できて、結果的に痛みのある治療を避けられるということ、そして3つ目に歯医者さんに足を向けるのに慣れてくるというメリットがあります。

痛みのある治療を受けるのは嫌だとしても、定期的に気持ちの良いお掃除を受けていると、歯医者が嫌いでなくなるという声はよく聞きます。
歯医者さんに行くことに慣れてしまうと、歯医者に対する恐怖心も軽減できます。

2.相談する

痛みのある治療に対する恐怖の原因として、歯医者に行ったときに、説明も受けずに突然治療が始まるイメージが恐怖心を大きくしていると考えられます。
確かに、昔は歯医者に行くと問答無用で治療が始まっていたかもしれません。
しかし、今はそんなことはありません。

必ず問診の時間がとられますので、そのときに、痛みのある治療が怖いということを伝えましょう。
すでに神経に達している場合でも、痛みの少ない治療に変更してくれたり、その旨を説明してくれることでしょう。
どんな治療をしてもらうのかを徹底的に説明してもらうことも恐怖心を和らげる助けになります。

電話やウェブサイト上で予約をするとき、歯医者を選ぶときに、無痛治療を望んでいることや、痛みへの恐怖心があることを伝えることも助けになります。
電話で相談する場合、「ここなら親切に対応してくれそう」と本当に思えた歯医者さんを選ぶようにしましょう。

また、歯医者のウェブサイトを見て、無痛治療や治療が怖い方へのコメントなどが載っているかを探してみるのは効果的です。
そういったことに触れているとうだけでも、歯医者側が準備ができているということになるからです。

最近ではカウンセリングを治療前に必ず行う歯医者も増えてきました。
そのときに、痛みに対する恐怖心があることを正直に伝えておきましょう。
決して珍しいケースではないので、歯医者側でも知っておいた方が気遣いを示しやすくなります。

3.無痛治療をお願いする

最近では、「無痛治療」と呼ばれる分野が登場し、多くの歯医者さんで無痛治療を宣伝しています。
無痛治療というのは本当に無痛なのでしょうか?
無痛治療でよく使われる機械として、レーザーがあります。
レーザーは歯科医院でよく聞かれる、独特の音や、響くような振動がありません。
レーザー治療を行える範囲も増えており、虫歯や、化膿した歯ぐき、その他の手術にも使われます。

レーザーにはデメリットもあります。
まず一つにはレーザーは時間がかかるという点です。
虫歯を削ることはできますが、やはり従来の機械で削るよりも長い時間がかかり、治療を受ける本人にとっても口を開ける時間が長くなるので負担が大きくなります。
麻酔をかける以外で、無痛治療を行おうとすると、自費治療となってしまう場合が多く、治療を受けるご本人にとって大きな負担となる可能性があります。

麻酔をかけてもらうようお願いするだけでも無痛治療を受けることができます。
痛みが怖いという方の中には、麻酔をかけてもらうだけで、安心して治療を受けることができるという方もおられました。
歯医者さんで麻酔をかけてもらうようお願いするだけでも、安心して治療を受けられるようになるかもしれません。

歯医者でもわざわざ痛い治療を行うことはありませんが、怖がっているということが分かっていれば、極力振動や音を減らしたり、麻酔を増やしたりと工夫をすることができるのです。
1人1人の必要に合わせて治療方法を変えてくれる歯医者さんを見つけることも大切です。

結論とまとめ

まとめ

  1. 痛くなる前に歯医者に行く
  2. 相談する
  3. 無痛治療を選択する

この3点をおさえておけば、歯医者さんに行くのも、もう怖くありません。
まずは自分で予防をすることが大切ですが、歯医者で、自分の気持ちや希望をきちんと説明することで、歯医者側も必ず対応してくれます。
歯医者を選ぶときには、家からの距離ではなく、どれだけ無痛治療や恐怖心への理解があるかで選ぶようにしましょう。
丁寧に説明してくれる歯医者を選び、コミュニケーションをとるように心がけることで、治療を安心して受けることができるようになります。