歯医者さんに初めて行く場合、どのような手順を踏めばいいのでしょうか? blog

2016.08.04

歯の痛みは突然やってくるもので、今まで虫歯になったことのない人でもそれは同じです。
そんな時、特に今まで歯科医院に行ったことのない人は、どうすればいいか困ってしまいますね。
歯科医院も病院の一つですし、コンビニ感覚で行くものではありません。
そこで、ここでは初めて歯科医院に行く人のために、通院や治療時の手順を説明していきます。

1. 歯科医院を探して連絡

止めた方がいいのは、いきなり歯科医院に行くことです。
と言うのも、予約の有無や初診時の待ち時間などのシステムは歯科医院ごとで異なるからです。
まずは歯科医院に連絡し、症状を伝えた上で実際に行くべきタイミングを確認してください。

また、実際に行く歯科医院を決める時は通院できるところを選んでください。
ささいな症状でも一回の治療で終わるとは限らないですし、別の症状が見つかることもあります。
このため、何度か通うことになってもそれが可能な範囲の距離で探してください。

2. 保険適用の可否を確認

虫歯や歯周病治療なら問題ないですが、その他の治療では保険が適用できるかどうかを確認すべきです。
とは言え、実際に治療を行えば費用が発生するため、治療前の段階で必ず確認してください。
最初の連絡時に確認してもいいですが、この場合は症状を見ないと分からないと回答されるでしょう。

このため、タイミングとしては歯科医院に行って症状を診断してもらい、
実際に治療を行う前に担当の歯科医に確認してください。
少なくとも、審美治療を希望する場合は、基本的に保険は適用できません。

3. 問診票の記入

実際に歯科医院に行くと、カルテ作成のための問診票を記入します。
これは内科や外科と同じで、初診時のみ記入することになります。
治療時の参考としても使用するため、正直に正しく記入してください。

また、普段病院に行く機会が少ない人は、スムーズに記入できないかもしれません。
問診票に不明点や疑問点があれば、気軽に院内の受付スタッフに確認してください。
最もやっていけないのは、適当に記入したり、治療を恐れてわざと軽い症状を書くことです。

4. 治療

治療時に患者さんがすることは特にありません。
敢えて言うなら、治療を怖がらずにリラックスしてください。
一つ注意点を挙げておくと、治療時に痛みや身体に異変があったら我慢しないことです。

“こういうものなのだろう”と痛みや異変に独断で納得せず、必ず担当の歯科医に伝えてください。
また、虫歯治療の場合は初診時の治療で大抵痛みはなくなります。
しかし、だからと言ってそれで終わりにせず、最後まで通院することを守ってください。

5. 次回の予約

上記で少し触れたように、歯科治療が一回で終わることはまずありません。
例え痛みが消えようと、それはまだ治療途中の段階です。
もちろんそのことは歯科医が説明しれますし、その時に次回の予約を行うことになります。

あくまで一般例ですが、今後の通院のペースを説明しておきます。
歯科医院への通院は週に一回が基本で、毎週同じ曜日の同じ時間になります。
とは言え、その日に都合が悪いこともあるでしょうから、その際は別の曜日に予約ができます。

6. 治療後の指示を守る

風邪で病院に行くと、「三日間は安静にしていてください」などと医師が指示します。
とは言え、仕事が忙しい時には翌日体調が良くなると、大抵の人が出勤すると思います。
これと同じように、歯科医院でも治療後に歯科医が指示をすることがあります。

例えば、「二時間くらいは飲食を避けてください」などが主ですが、これは絶対に守ってください。
守らなければ、せっかく治療した効果が消えてしまうことがありますし、
何より痛みを誘発する可能性があるからです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯医者さんに初めて行く場合の手順についてまとめます。

  1. 歯科医院を探して連絡 :予約の有無などを確認するため。複数回の通院が可能な範囲で選ぶ
  2. 保険適用の可否を確認 :治療によっては保険が適用できないことがあるため
  3. 問診票の記入 :内科や外科と同じで、歯科医院でも問診票を記入する。ただし、初診時のみ
  4. 治療 :治療時に痛みや身体に異変があれば、我慢せずに歯科医に言う
  5. 次回の予約 :治療終了後、その場で次回の予約ができる。通院ペースは基本的に週一回
  6. 治療後の指示を守る :一定時間の飲食禁止など、帰宅後の行動に指示があった場合は厳守する

これら6つのことから、歯医者さんに初めて行く場合の手順が分かります。
歯科医院は面倒なのは初診のみで、後はスムーズに治療が可能です。
二回目以降は予約できるところがほとんどですし、その場合は待ち時間もありません。

また、治療に対する恐怖がある人は、そのことを初診時に正直に告げることも大切です。
と言うのも、治療方法はマニュアル化されているわけではないですし、
今では患者さんの性格や要望に応じた治療方法を採用している歯科医院も多く存在しています。