急に虫歯が痛んだ時にできる応急処置の方法が知りたいです blog

2016.10.06

虫歯が痛んだ時はすぐ歯科医院に行って治療を受けるべきですが、
タイミングや時間によってはそれができないこともあります。
とは言え、歯の痛みというのは我慢できるものではありません。
そこで、そんな時に痛みを抑えることができる応急処置の方法をいくつか紹介します。
あくまで一時的な効果しかないものの、知っておけば我慢できない痛みをやわらげることができます。

1. 冷やす

氷枕や冷えピタなどで頬側から冷やしてください。
直接冷やしても効果はありますが、虫歯で歯が痛む時は神経が敏感になっており、
直接冷やしてしまうと激しくしみたり、逆に痛みが増してしまう可能性もあるのです。

このため、まずは頬側から冷やしてそれでも痛むようなら直接冷やしてみてください。
ちなみに、直接冷やす方法は口に冷水や氷を含むのが一般的です。
また、温めるのは厳禁です。温めると血行がよくなるため、むしろ痛みが激しくなってしまいます。

2. 痛み止めを飲む

歯科医院で処方された痛み止めがあるならそれを使ってください。
もしなければ、薬局などで販売されている市販の痛み止めでも大丈夫です。
痛み止めは歯の痛みにも効果があるため、飲むことで確実に痛みを抑えることができます。

唯一の欠点は即効性がないことです。また、薬の効果が切れた途端に再び痛みに襲われます。
このため、夜中に歯が痛んだ時の翌日の仕事などでは、会社に痛み止めを持っていった方がいいでしょう。
もちろん、仕事を休めるなら翌朝にすぐに歯科医院に行くのが一番の理想です。

3. うがいをする

これは、口内を冷やす目的でするわけではありません。
口内に食べカスなどが残っていると、それが原因で痛みを引き起こすことがあります。
そんな食べカスを取るためにうがいをするわけです。

最も、それなら歯磨きすればいいと思うかもしれませんが、
歯が痛んでいる時には患部を直接刺激してはならないため、ブラッシングは厳禁なのです。
その意味では、例え大きな食べカスでも手で取ってはいけません。

4. 食べるものを工夫する

痛くて食事ができない状態なら、食べないのではなく食べやすいものを選ぶ工夫をしてください。
噛まなくても消化のいいもので、なおかつ栄養の高いものを食べるといいでしょう。
例えば、豆腐やすりおろしリンゴは柔らかい上に栄養も高いのでおすすめです。

ただし、このような食生活を続けているといくら栄養を意識していても栄養バランスが乱れます。
このため、食べるものを工夫することはあくまで応急処置の一つとして捉え、
それが習慣にならないよう少しでも早く歯科医院で治療を受けてください。

5. 正露丸を詰める

ポイントは、「飲む」のではなく「詰める」というところです。
正露丸は腹痛への対処として有名な薬ですが、こうした歯の痛みにも効果があるのです。
ただし、使用方法は飲むのではなく患部に直接詰めることなので注意してください。

正露丸は一見普通の丸薬ですが、実際には粘土のような柔らかさを持っています。
このため、直接患部に押し当てることで正露丸を綺麗に詰めることができます。
また、詰めた時点で痛みがやわらぐため、痛み止めと違って即効性があるのも利点です。

6. 塗り薬を使う

薬局では、歯が痛い時に対処するための塗り薬も販売されています。
それを使って痛みを抑えるのも効果的な方法です。
ちなみに、効果としては正露丸同様に即効性があるため、痛み止めが効かない時などにおすすめです。

注意点としては、薬を塗る際に患部を指で刺激しないことです。
こうした刺激は痛みが増す要因になってしまうため、塗る時にはそれを意識してください。
この手の薬を常備している人は少ないと思うので、痛みがない人もこの機に購入しておくといいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、急に虫歯が痛んだ時にできる応急処置の方法についてまとめます。

  1. 冷やす :神経が敏感になっているので直接冷やすのはよくない。氷枕などで頬側から冷やすべき
  2. 痛み止めを飲む :歯科医院から処方されたものでなくても、市販のもので充分効果が得られる
  3. うがいをする :食べカスが詰まって痛む時の対処方法。ブラッシングは刺激が強いので厳禁
  4. 食べるものを工夫する :食事できないほど痛む時は、柔らかくて栄養があるものを食べる
  5. 正露丸を詰める :正露丸も歯の痛みに効果がある。飲むのではなく患部に詰めて使用する
  6. 塗り薬を使う :歯の痛みに効果がある塗り薬も存在する。持っていない人は購入しておくと安心

これら6つのことから、急に虫歯が痛んだ時にできる応急処置の方法が分かります。
痛みをやわらげる応急処置の方法はここで挙げてきたとおりなので、
最後に逆にやっていけない禁止行為を紹介しておきます。

血行がよくなる行為は禁物で、入浴や運動、患部を温めたり飲酒することがこれに該当します。
また、患部に直接触れる、タバコを吸うなどもやってはいけません。
そして、一番やってはいけないのがそのまま放置していつになっても歯科医院に行かないことです。