虫歯治療の痛みを軽減する方法はありますか? blog

2021.10.15

杉並区の歯医者さん、浜田山おとなこども歯科・矯正歯科です。

今回のテーマは「虫歯治療の痛みへの対処」です。

虫歯を放置する人の中には、治療の怖さを理由にする人も少なくありません。


確かに、歯科医院の治療に対して痛みをイメージしている人は多く、

子どもだけでなく大人でも虫歯治療に怖さを感じる人もいるでしょう。

もっとも、歯科医院もそんな患者さんの気持ちは理解しており、痛みを軽減するための方法を取り入れています。
 

表面麻酔の使用

虫歯治療では麻酔を使用するため、実際にはそこまで痛みを感じることはありません。

しかし、そもそも麻酔の注射が痛いという人もいるため、そこで表面麻酔を使用する歯科医院もあります。

表面麻酔とは、分かりやすく表現すれば「麻酔の痛みを軽減させるための麻酔」です。


方法は、ガーゼやコットンロールを使って口元を固定させ、歯肉に麻酔薬を塗るだけです。

この麻酔薬は「塗る」という方法で使用しているため、麻酔を使うことに対して痛みはないですし、

その後に行う従来の麻酔の痛みを軽減することができるのです。
 

痛み止めの処方

治療の痛みを軽減できるのは麻酔の効果であり、麻酔が切れることで痛みを感じるようになります。

そこで、歯科医院ではそのようなケースが想定される場合、痛み止めを処方しています。

そのため、自宅に戻ってから痛みを感じるようになった場合、痛み止めを飲んで対処できるのです。


もっとも、このケースの痛みは一時的なものですから、長時間痛みに悩まされることはないでしょう。

とはいえ、一時的でも麻酔が切れたことで痛みを感じるようになる可能性があるため、

痛み止めを処方することができますし、使用して切らしてしまった場合は市販のものでも対処できます。
 

無痛治療に対応した歯科医院に行く

おそらく、ほとんどの人は虫歯で歯科医院に行く時、自宅近くの歯科医院を選ぶでしょう。

つまり、距離を理由に歯科医院を選ぶ人が多いのですが、

痛みが気になるなら歯科医院選びにこだわってみるのも方法の一つです。


この場合、何を基準にして歯科医院を選べば良いのかがポイントになりますが、

虫歯の痛みの軽減を最優先させるのであれば、無痛治療を導入している歯科医院がベストです。

ここで解説している方法も無痛治療の一種ですし、歯科医院独自の工夫で痛みを軽減させているケースもあります。
 

虫歯を早く治療する

虫歯治療の痛みを最も軽減させることのできる方法は、虫歯を早期治療することです。

虫歯の治療方法は虫歯の進行度によって異なり、進行すれば歯を削る必要がありますし、

重症化した虫歯の場合は神経の除去や根管の清掃を行うための根管治療が必要です。


一方、初期の虫歯なら削らずに治すことができる可能性がありますし、削った場合の範囲も僅かです。

つまり、虫歯は早い段階で治療するほど痛みを感じやすい治療を必要とせず、

治療が怖いのであれば、むしろすぐに歯科医院で治療を受けた方が良いのです。
 

定期検診を受ける

上記の「虫歯を早く治療する」に関係する方法です。

定期的に検診を受けていれば、例え虫歯が発症しても検診時に発見できますから、

虫歯が重症化する前に治療することが可能であり、それは大きな治療を必要としないことを意味します。


また、定期検診を受けること自体が虫歯の予防につながるため、

虫歯を重症化させないだけでなく、そもそも虫歯が発症しづらくなるでしょう。

もっとも、そのためには6ヶ月に1回ほどのペースで受診が必要です。
 

その他の方法

ここで解説する方法はあくまで一例ですが、以下の方法で痛みを軽減させることもできます。
 

  • ぬるま湯でうがいする:治療時に口をゆすぐ時、水の温度をぬるま湯にすることで痛みを軽減できます
  • 笑気ガス:リラックスした気分で治療を受けることができます
  • 極細の注射針:細い麻酔針を使用することで、麻酔時の痛みを軽減できます

 
このような工夫を取り入れている歯科医院もあります。
 

まとめ

いかがでしたか?

最後に、虫歯治療の痛みへの対処についてまとめます。


1. 表面麻酔の使用 :麻酔の麻酔。麻酔薬を歯肉に塗ることで、麻酔の注射の痛みを軽減することができる

2. 痛み止めの処方 :麻酔が切れた後の痛みの対処に効果的。市販の痛み止めで対処することもできる

3. 無痛治療に対応した歯科医院に行く :虫歯治療において無痛治療を導入している歯科医院もある

4. 虫歯を早く治療する :早い段階で治療するほど、簡単な治療で虫歯を治すことができる

5. 定期検診を受ける :定期的に検診を受診することで、虫歯の重症化を防ぐことができる

6. その他の方法 :「口をゆすぐ水の温度がぬるま湯」など、独自の工夫を採用している歯科医院もある


これら6つのことから、虫歯治療の痛みへの対処について分かります。

現在では、このように虫歯治療の痛みへの対処が充実しています。

そのため、イメージしたような痛みを感じることはなく、安心して治療を受けることができるでしょう。

そもそも、治療を嫌って虫歯の症状を放置すれば、それだけ大きな治療が必要になってしまうのです。