子どもの矯正の重要性とメリットについて news

2024.09.09

みなさんこんにちは。東京都杉並区浜田山京王井の頭線浜田山駅から徒歩0分、渋谷・新宿・吉祥寺から電車で15分にある浜田山おとなこども歯科です。お子さんの歯並びについて、気になっている親御さんも多いのではないでしょうか?特に、子どもの歯並びが今後どのように変わっていくのか、矯正治療が必要かどうかといった悩みは、多くの方が抱えています。この記事では、子どもの歯並び矯正の重要性、早期治療のメリット、デメリット、そして具体的な治療方法について詳しくご紹介します。この記事をお読みいただくことで、子どもにとって最適な矯正治療の選択肢がわかり、親御さんの悩みを解消できる内容となっています。お子さんの歯並びに関心をお持ちのご家族は、ぜひ最後までお読みください!

1. 日本の子どもの歯並びについて

日本における子どもの歯並びの問題は、非常に多くの子どもたちに見られます。矯正治療が必要なケースも増加しており、適切なタイミングで対策を取らないと、将来的に噛み合わせの問題や見た目のコンプレックスに発展することがあります。特に、乳歯から永久歯に移行する時期は、矯正治療のスタートに適したタイミングです。この時期に矯正を始めることで、成長期の骨の柔軟性を利用し、スムーズな治療が可能です。

a. 歯並びが悪くなる原因の悪習癖とは?

子どもの歯並びが悪くなる原因には、さまざまな悪習癖があります。特に次のような習慣が、歯並びに悪影響を及ぼすことが多いです。

  • 指しゃぶり:長期間続く指しゃぶりは、上顎が前に出てしまう「上顎前突」(出っ歯)や、前歯の隙間が広がる「すきっ歯」の原因になります。
  • 口呼吸:口を開けて呼吸する習慣は、口腔内の乾燥を引き起こし、顎の成長に悪影響を与えることがあります。これにより、上顎が狭くなり、歯が並ぶスペースが不足することで、歯並びの乱れが生じます。
  • 舌を前に押し出す癖:舌を前に押し出すような癖があると、前歯が前方に押され、噛み合わせに問題が生じます。特に、前歯が開いて噛み合わなくなる「開咬」が発生することがあります。

これらの悪習癖を早期に修正することで、歯並びの悪化を防ぐことができ、矯正治療を簡素化できる場合があります。子どもの習慣をしっかり観察し、必要に応じて矯正相談を行うことが大切です。

b. 歯並びが悪いとどんなデメリットがあるの?

歯並びが悪いことで生じるデメリットは、見た目の問題だけではありません。以下のような影響が出ることがあります。

  1. 噛み合わせの問題:歯並びが悪いと、噛み合わせがずれ、食べ物をうまく噛むことができなくなります。このことが消化不良や胃腸のトラブルにつながる場合もあります。
  2. 発音の不明瞭さ:歯並びが悪いと、特定の音を正確に発音できないことがあります。特に、前歯が乱れている場合、発音に影響を与えることが多く、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。
  3. 虫歯や歯周病のリスク増加:歯が重なっている部分や奥まった部分は、歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)がたまりやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが増加します。
  4. 顎関節症のリスク:噛み合わせが悪いと、顎の筋肉や関節に余分な負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。顎関節症になると、顎の痛みや頭痛、肩こりなどの症状が現れることがあります。

c. 良くない歯並びパターンをチェック

子どもの歯並びが悪い場合、どのようなタイプがあるかを把握することが重要です。以下に、代表的な歯並びの問題を示します。

ⅰ. 出っ歯(上顎前突)

上顎が前に突出している状態で、見た目の問題だけでなく、発音や噛み合わせにも影響を及ぼします。特に前歯が飛び出していると、歯が折れやすくなるリスクもあります。

ⅱ. 受け口(反対咬合)

下顎が前に出て、上顎の歯より前に噛み合う状態です。これは、咀嚼や発音に問題を引き起こすだけでなく、顎の成長にも影響を与える可能性があります。

ⅲ. すきっ歯(空隙歯列)

歯と歯の間に広い隙間がある状態です。この隙間には食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

ⅳ. 過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が下の前歯を過度に覆い隠している状態で、咀嚼機能が低下する可能性があります。さらに、顎関節にも負担がかかるため、長期的には顎の問題につながることがあります。

ⅴ. 交叉咬合(こうさこうごう)

上下の歯が交差して噛み合わない状態で、正しい噛み合わせができないため、顎の筋肉に負担がかかります。

ⅵ. 叢生(そうせい)(歯がデコボコ、八重歯)

歯が重なり合って生える状態です。歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高いのが特徴です。また、見た目のコンプレックスにつながることもあります。

2. 子どもは矯正をしなくてもいい?早期に治療を始めるメリット・デメリット

a. メリット

早期に矯正治療を始めることで、いくつかの重要なメリットがあります。

  1. 成長期を活かした治療:子どもの顎や歯は成長過程にあり、骨が柔軟です。そのため、矯正治療を開始することで、顎を自然に広げたり、歯を移動させやすくなります。この成長を活かした治療によって、より効果的で短期間の矯正が可能になります。
  2. 抜歯のリスクが減る:子どものうちに矯正治療を行うことで、抜歯のリスクを減らすことができます。顎がまだ成長しているため、歯が並ぶスペースを確保しやすくなり、自然な歯列を維持できます。
  3. 口腔衛生の改善:矯正治療によって歯並びが整うと、ブラッシングがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防がしやすくなります。また、歯が正しく噛み合うことで、顎の筋肉や関節への負担が軽減され、全体的な口腔健康が向上します。
  4. 心理的な効果:歯並びが整うことで、子どもの自信が増し、社交性やコミュニケーション能力にも良い影響を与えることがあります。見た目に対するコンプレックスが減ることで、心理的なストレスも軽減されます。

b. デメリット

一方で、矯正治療にはいくつかのデメリットも存在します。

  1. 治療期間が長い:特に複雑なケースでは、矯正治療に数年を要することがあります。治療が長引くことで、子どもが治療に飽きたり、モチベーションを保つのが難しくなることがあります。
  2. 矯正器具の装着に伴う不快感:矯正器具を装着することで、一時的に痛みや不快感が生じることがあります。特にワイヤー矯正の場合、口の中が傷つきやすくなることがあるため、最初の数週間は特に注意が必要です。
  3. 費用の負担:矯正治療は高額な費用がかかる場合があり、経済的な負担が大きいこともデメリットの一つです。治療期間に応じて、費用が変動するため、親御さんにとっては計画的な資金準備が必要です。
  4. 定期的な通院が必要:矯正治療中は、定期的に歯科医院に通院して装置の調整やチェックを受ける必要があります。これが親子双方にとって時間的な負担となることがあります。

3. 当院の矯正治療について

当院では、お子さんに最適な矯正治療を提供しています。成長期の特性を活かし、無理なく自然な歯並びを整えるためのさまざまな治療法を取り揃えています。

a. 拡大床装置・リンガルアーチ

拡大床装置やリンガルアーチは、顎を広げるための装置です。これにより、歯が正しく並ぶスペースを確保します。子どもの顎は成長途中であるため、負担なくスペースを広げることができ、歯を自然な位置に誘導することができます。この方法は、抜歯を避けたい場合に非常に効果的です。

b. マルチブラケット

マルチブラケット装置は、ワイヤーを使用して歯を正しい位置に動かす方法です。歯を個別に移動させることができるため、非常に高精度な矯正が可能です。特に、スペースが十分に確保された状態で使用すると、歯がスムーズに移動し、短期間での矯正が期待できます。

c. マウスピース矯正

透明で目立たないマウスピースを使用した矯正治療は、見た目を気にするお子さんや親御さんにとって魅力的な選択肢です。マウスピースは取り外しが可能で、食事や歯磨きの際に不便さを感じることが少ないため、日常生活への影響を最小限に抑えながら治療が進められます。また、透明であるため、学校生活でも目立たず、子どもが抵抗を感じにくいのも特徴です。

4. 当院の治療の流れ

a. 顎骨を広げる

まず、顎骨を広げるために、リンガルアーチや拡大床装置を使用します。子どもの骨は成長期にあるため、無理なく顎を広げることができ、歯が正しい位置に並ぶスペースを作ることが可能です。成長に合わせた無理のない矯正が行われ、自然な顔立ちや口元を保つことができます。

b. 歯の位置を調整する

顎が広がり、十分なスペースが確保された後、次にマルチブラケット装置を使用して歯の位置を調整します。これにより、歯を正しい位置にスムーズに移動させることができ、理想的な歯並びが実現します。

5. 矯正治療の流れ

a. 矯正相談

最初に矯正相談を行い、お子さんの歯並びに関する悩みや問題点をヒアリングします。親御さんと一緒に、治療の必要性や今後のステップについて話し合います。

b. 矯正検査・分析・診断

治療に先立ち、レントゲンや歯型の採取を行い、現在の歯並びや顎の状態を正確に分析します。このデータを基に、最適な治療計画を立てます。

c. 診査・診断・治療内容のご説明

診断結果に基づき、具体的な治療内容や期間、費用についてご説明します。治療方法についても、親御さんと一緒に相談し、最適な選択肢を見つけます。

d. 矯正治療

実際の矯正治療が始まります。定期的な通院と装置の調整を通じて、歯並びを徐々に整えていきます。

e. 定期検診・メンテナンス

治療が完了した後も、定期的に検診とメンテナンスを行うことで、矯正後の歯並びを維持します。リテーナー(保定装置)の使用を指導し、後戻りを防ぎます。

6. まとめ

子どもの歯並び矯正は、将来の健康と美しい笑顔を保つための重要な治療です。早期に矯正を開始することで、骨や歯の成長をコントロールし、無理のない自然な歯並びを実現できます。浜田山おとなこども歯科では、最新の矯正技術を用いて、子どもに優しい治療を提供しています。ぜひ、お子さんの歯並びについてお悩みの方は、一度ご相談ください。

浜田山おとなこども歯科では24時間WEB予約を行っております。何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
予約ページリンク

監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口 昌良